ホール関係者のみなさま、あけましておめでとうございます。編集部員のジャスティでございます。
今頃、三重では髭原人やこしあんをはじめとした俗にいう〝スロ中毒者〟がオールナイト実戦に臨んでいますが、わたくしはこんな年の瀬に編集部で一人、当コラムを執筆しております。完全にトホホであります。まっ、いつ打ち切られるかもわからない当コラムですが、今年もよろしくお願いいたします。
今回は東海エリアを中心にものすごいペースで勢力図を拡大している「沖ドキ!」にまつわる話でもしていきたいと思います。主に年配のユーザー層が高く、この年末年始でも高稼働を記録している同機種。世間では〝回収期〟といわれる年末年始ですが、この「沖ドキ!」が色々な意味でカギを握る機種なのではないかと個人的に思っております。主に年配層の方に人気を博しており、全国的にも次々と増台がなされている本機。ホールさんからの評判もすこぶる良好で、上にも下にも振り切れない機種と伺っております。
今月号の「でちゃう!」東海版では同機種を巻頭で特集しており、その情報の一部としてシミュレート値も多数掲載しています。その数値をもとに、今回は「沖ドキ!」のスペック&出玉性能にまつわる話をしていきたいと思います。なお、シミュレートの条件ですが9000Gを10万日消化した際の数値となっておりますのでご了承を。まずは設定変更の有無についてですが、現行のAT機と同様にリセットをかけるか据え置きかで出玉率が異なってきます。
【設定据え置きの場合】 ※()内の数値は平均差枚数
設定1:96.5%(-950.0枚)
設定2:99.3%(-182.0枚)
設定3:101.2%(+319.1枚)
設定4:103.6%(+976.3枚)
設定5:105.8%(+1554.0枚)
設定6:107.2%(+1934.7枚)
【毎日リセットの場合】
設定1:95.4%(-1237.4枚)
設定2:98.2%(-487.0枚)
設定3:100.2%(+59.5枚)
設定4:102.5%(+668.0枚)
設定5:104.7%(+1265.6枚)
設定6:105.9%(1601.0枚)
どうやら、本機においてはリセットをかけたほうが出玉率が低くなるようです。リセット後は約3分の1でチャンスモードに移行しますが、それ以外はほとんど通常Aが選択されるため、天国に移行するまでに投資がかさむという点が要因かと思われます。据え置きの場合は通常B滞在割合が増えてしまうため、期待値がグッと下がる通常Aにいるかいないかが、出玉率に大きく影響するということが見てとれます。
地域柄や客層にもよるので一概には言い切れませんが、「リセットをかける店」とユーザーに認識付かせることができれば、朝イチはチャンスモード狙いによる稼働も見込めます。チャンスモードに移行してしまうとホール側からすればリスクは高いと思いますが、通常Aに移行すればもっとも利益を確保できる状態になるため、出来るだけリセットはかけておきたいところでしょう。
次に大勝ち・大負けの割合について言及していきます。ボーナス中の出玉性能はほぼ設定不問といっていい本機ですが、設定ごとの+3000枚以上と-3000枚以上の割合が以下の通りになっています。
【+3000枚以上の可能性】 ※()内は+5000枚以上
・設定1:15.4%(7.1%)
・設定2:18.7%(8.6%)
・設定3:23.5%(11.4%)
・設定4:27.4%(13.2%)
・設定5:33.8%(17.7%)
・設定6:36.5%(18.7%)
【-3000枚以上の可能性】 ※()内は-5000枚以上
・ 設定1:31.4%(14.7%)
・ 設定2:22.7%(8.6%)
・ 設定3:19.6%(7.5%)
・ 設定4:12.9%(3.8%)
・ 設定5:10.7%(3.2%)
・ 設定6:7.2%(1.7%)
冒頭でも触れましたが、まず言えることは他のAT機に比べて大勝ち&大負けする可能性が極端に低いという点です。比較的遊びやすく、大量出玉獲得には設定よりはヒキによるものが多いと捉えている人も多いようで、その点が年配層を中心としたユーザーに人気を博している要因ではないでしょうか。
また、設定1の出玉率が辛すぎるため、設定2以上をうまく配分して使う必要があることも頭に入れておく必要がありそうです。設定の判別の難易度はかなり高めのため、若者は敬遠する傾向にあります。ですので、設定6を使う必要は正直ないとは思いますが、設定1の多投には注意が必要かもしれません。
現状では、2月中旬の「アラジンAⅡ」までは現行の機種がメインとなっていきます。参考になるかはわかりませんが、『沖ドキ!』をうまく使って新年をいいスタートで迎えることができればと思います。それでは今回はここまで。
次回は1月8日(木)更新予定です。