「顧客カルテ型接客」集客増に向けたセミナー/エンビズ

2016.01.29 / ホール

1月28日、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所(エンビズ総研/代表取締役社長・藤田宏氏)は、定期開催しているAclubセミナー1月を東京秋葉原のアキバプラザで開催した。(関連記事:「P能検」全国1位の企業と個人を表彰/エンビズ総研

今回のセミナーは同社が作成している「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2016」を元に、「低射幸機時代に備えるためのヒント」を伝えることがテーマ。同社社長の藤田宏氏が講師を務め、最新の遊技機動向、業界団体の動きを振り返るとともに、同社が調査した遊技者、休止者、未経験者の実態調査を説明した。

「遊技者の店舗選択肢は上位3店舗に選ばれていないとほぼ来店が見込めない」「ヘビーユーザーほど近場に行く傾向が強い」などの顧客ニーズを解説。また、遊技客が不満に思う一番の要因は「対応して欲しいときにすぐ対応されない(呼び出しボタンを押してもすぐ来ないなど)」であると調査結果を伝えた。

また、射幸性に頼らずスタッフとお客様のつながりを創ることがこれからのホール運営には重要であるとする藤田氏は、「ペルソナマーケティング」(具体的な顧客イメージを創り、そのターゲットが来店するような接客・宣伝を行うホスピタリティ型接客を行っていくこと)の必要性を説いた。さらに、自店を地域コミュニティの場としながら、来店客の情報を医者が持つカルテのように管理することで信頼関係を築いていく「顧客カルテ型接客」がうまくいけば、口コミ効果による新規客増加が見込めるとも語った。

写真は顧客カルテ型接客の説明をする藤田宏氏

エンビズ総研, 株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所