コロナの影響で業績は大幅に悪化/エンビズDI調査

2020.04.13 / 新型コロナ

4月10日、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所(本社:東京、代表取締役 藤田宏)と株式会社シーズ(本社:東京 代表取締役 森沢明)は、「パチンコ景気動向指数(DI)調査」を合同で実施、その結果を発表した。

調査期間は2020年3月12日〜3月27日まで。回答企業数は84企業(126地域)に上る。今回は全国で猛威を振るっている「新型コロナウイルス」の影響を中心に調査を行っている。

過去1カ月の収益や売上、粗利などから判断される「全般的業況」は▲49.2ポイント(前回比18.4悪化)まで落ち込んだ。例年3月期は回復する傾向が見られたが、新型コロナウイルスの影響により業績の落ち込んだ事業者が多いものと推測される。3カ月後は▲61.7ポイントと過去最低水準まで落ち込む見通しだ。

遊技料金別の稼働状況について、低貸玉パチンコで大幅に落ち込みが見られた。通常貸し遊技料金において、4円パチンコは▲54.8ポイント(前回比4.4悪化)、3カ月後は▲68.3ポイントまで落ち込む見通しである。
20円パチスロは▲44.1 ポイント(前回比0.5良化)とおおむね横ばいで推移。3カ月後は▲60.5ポイントまで落ち込む見通しであるとのこと。

低貸し遊技料金において、低貸玉パチンコは▲43.9ポイント(前回比30.6悪化)、低貸メダルパチスロは▲38.7ポイント(前回比6.5悪化)となっている。3カ月後の見通しについて、低貸玉パチンコは▲56.3ポイント、低貸メダルパチスロは▲38.7ポイントまで悪化するとの見通しを立てている。

新型コロナウイルスの影響として今後の不安について質問した結果をみると、もっとも高かったのが「顧客の感染」で9割以上となった。以下、「スタッフの感染」「顧客離れ」「売上・粗利の維持」の順となり、8割以上が不安と回答している。スタッフの確保や雇用維持は4割以下となっているが、まずは感染による営業の懸念が先立つ結果となっている。

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