「集中力や気力がない、それ更年期障害かもです」

2018.08.08 / 連載

隔週火曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第72回「男性の更年期障害」

皆様こんにちは! 株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日は、男性の更年期に関してです。更年期障害といえば女性特有のもの、というイメージがありますが、実は男性にも更年期があることをご存知ですか? 男性更年期は「LOH症候群」とも呼ばれ、男性ホルモンであるテストステロンの分泌量の低下が原因で引き起こされます。

女性の更年期の年齢には指標がありますが、男性の場合、ホルモンの低下には個人差があるためどの年代でも起こる可能性があります。テストステロンの分泌のピークは20代。その後年齢と共に徐々に落ちていきます。そのため男性更年期の発症はおおよそ55歳から65歳と言われていますが、ストレス過多により30代~40代で発症する場合もあるとされています。逆に高齢になってもほとんど兆候が出ない人もいます。

具体的な症状としては「集中力や気力が続かない」「眠れない」「理由なくほてりや発汗がある」「動悸やめまいがある」「焦燥感や不安感がある」「とにかくイライラする」といったものがあげられます。

男性ホルモンの低下は心筋梗塞や脳梗塞などのリスクを高めるとも言われていますので、もしご自身で上記症状に心当たりがある場合は、泌尿器科や男性更年期外来での受診をおすすめします。ちなみに、「男性 更年期」で検索すると、対応しているクリニックや、セルフチェックシート(例:https://www.daito-p.co.jp/gm/menopause_check.html)などがでてきますので、参考にしてください。

テストステロンは、良質な睡眠と適度な運動によって分泌が促されます。また、玉ねぎに含まれる含硫アミノ酸やウナギやレバーなどの亜鉛を含む食べ物、納豆・オクラ・山芋などのネバネバ食品も予防に良いとされています。

女性の更年期は一過性ですが、男性更年期は一過性のものではありません。正しい対処を取らなければ一生続くこともありますので、早めに対策をしてくださいね。

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(著者プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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