「ノーメイクでホールに出る女性、どう伝えるべきか」

2018.09.04 / 連載

隔週火曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第74回「メイクはマナー?」

皆様こんにちは! 株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日は、こんなお悩みが届いています。

Q、ノーメイクに部屋着のような私服で出勤し、ホールに出る際もノーメイクのままの女性スタッフがいるのですが、そのことに関して注意をしたらパワハラだと言われてしまいました。高圧的に言ったわけではないのですが…どうすればよいのでしょう。(40代・男性・管理職)

A、身だしなみに関する注意がパワハラとは…お気持ちお察しします。しかしもう一度きちんと話をする時間を取ってみてください。部屋着のような服装での出勤がなぜダメか、ノーメイクでの勤務がなぜ良くないか、その理由がきちんと伝わって納得してくれれば、パワハラとは言われなくなるはずです。

例えば事務所の入り口から出勤するスタッフの姿をお客様が見た場合、部屋着のような姿ではだらしない印象になってしまいます。「スタッフがだらしなさそう」は「管理が甘そう」と連想されます。そのようなお店に遊技しに行きたいと思うでしょうか?もしかしたら「だらしなさそうなお店だから悪いことがしやすいかも…」という人が近づいてくる可能性もあります。

お店の印象は店内だけで決まるわけではないということを理解してもらってください。

メイクに関しても、SNSなどで「女性のメイクがマナーなのは納得いかない!」といった投稿をたまに目にしますし賛否両論が巻き起こっていますが、ノーメイクを不快に感じる人がいる以上、接客業でのメイクは欠かせないものだと思います。身だしなみとしてはもちろん、顔色や印象も明るくなりますし、笑顔が映える。そしてお店や本人に合ったメイクをすることで、より店舗の華やかさや活気を演出できる。その一端を担うのもホールスタッフの役目だと私は考えています。

肌が弱いなどの理由でどうしてもメイクができない人もいるでしょう。それでも最低限のポイントメイクはおさえておいてほしいところです。口紅を塗るだけでも顔の印象は明るくなります。

「ノーメイクはダメ」「きちんとした格好で出社して」のような一言での注意だけでなく、ダメな理由を丁寧に説明してみてください。これは今回の例だけでなく、ほかの場面でも同じです。「相手の納得感を引き出すこと」を意識してみてくださいね。

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(著者プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
https://kaika-bp.jp/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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