「スタートが回るようになる」日工組が内規変更

2014.05.31 / ホール

日本遊技機工業組合(金沢全求理事長/日工組)は関係団体ほか業界マスコミに対し「日工組の新内規『遊技の多様性について』」とする文書を発信した。

日工組内規は遊技機規則で規定する規格を具体的なかたちとしたもので、組合員における開発ルールに用いられているもの。今回、この内規において「最低賞球数」と「特別図柄の抽せん確率を算出ための大当りについて」の2点が次のとおり改正された。

(1)【最低賞球数について】 ・ 特別図柄の抽せん確率>1/260かつ総獲得遊技球数期待値以上6400個 ・ 旧2種タイプ(羽根物) 上記2つの条件のうち、どちらかを満たせば、特別図柄、普通図柄の始動口及び特別電動役物の作動口の賞球数を1個以上とする。

(2)【特別図柄の抽せん確率を算出するための大当りについて】 ・ 特別図柄の抽せん確率>1/260かつ総獲得遊技球数期待値以上 ≦6400個 。この条件において、大当り時の各ラウンドにおける大入賞口の開放パターン(開放秒数、カウント数、賞球数)が同一の場合は、1回の大当りによる最大獲得遊技球数の1/4未満であっても特別図柄の抽選確率を算出ための大当りとすることができる。

(2)の説明にしては画像のとおりの説明も付記している。これにより、どのようなゲーム感のパチンコ機が開発できるようになるのか、あるメーカー関係者に話を聞いたところ「単位時間あたりの特図抽せん回数が従来よりも増やせる。スタートがたくさん回るようになる、ということですね」と話している 。

なお本内規の実施日は平成26年6月2日の型式申請より適用される。

内規, 日工組, 金沢全求