MGMリゾーツが邦銀に接触

2014.09.12 / カジノ

9月10日、ブル―ムバーグによると、MGMリゾーツ・インターナショナル(以下、MGM)が資金調達に向けて日本の銀行と協議に入ったことが分かった。同社は日本のカジノ事業に最大100億ドル(110兆円)を投じると発表している。

同紙によるとMGMのビル・ホーンバックル会長は「30億から70億ドルのお金を借りる」可能性があるとして、邦銀からの調達による「低金利のお金は重要」だと都内のインタビューで述べた。MGMでは東京都築地の中央卸売市場の跡地をカジノ建設候補地の1つとして検討しており、関係者によると、3月にジェームス・ミューレン最高経営責任者(CEO)が自ら現地を訪れ、調査したという。

一方、銀行は預金残高と貸出残高の差(預貸ギャップ)が190兆円を超えており、低利にもかかわらず融資に回らない資金が銀行内に滞留している。金余り状態を解消するビジネスチャンスと捉えている可能性もある。

 

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