カジノ界の巨星・MGMカーコリアン死去

2015.06.22 / カジノ

6月16日、MGMリゾーツインターナショナルは同社の創設者であるカーク・カーコリアン氏が15日夜に死去したことを発表した。同氏は6月6日に98歳になったばかりだった。

カーコリアン氏は、ラスベガスを世界的な観光地にした立役者のひとりで、かつては「カジノ王」と呼ばれた。1960年代からラスベガスへの投資を開始し、「インターナショナルホテル」や「MGMホテル」「MGMグランド」など、当時としては世界最大のカジノホテルを相次いで開業して現在のMGMの礎を築いた。また投資家としては、2004年に映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤーをソニーに売却して大きな利益を得たほか、失敗に終わったクライスラーやゼネラルモーターの買収計画など米自動車業界へも大きな関心を寄せた。なお米フォーブス誌によれば、今年5月時点でのカーコリアン氏の総資産は約42億ドル(約5180億円)と推定されている。

※画像はMGMリゾーツインターナショナルが51%出資する「MGMマカオ」

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