23事例を明示 ―「広告宣伝で是正勧告を行った事例(第5集)」
2025.10.09 / 組合・行政ホール関係4団体(全日遊連、日遊協、MIRAI、余暇進)は、2025年上半期(1~6月)における広告宣伝の是正勧告事例集(第5集)を公表した。
今回の事例集では、全8項目・23事例にわたり詳細な是正例が示されている。
対象期間には、ガイドライン第3版の周知期間(5月29日~6月30日)も含まれており、「注意喚起」に留まった事例も掲載されている。
■ 主な是正ポイント
①認められていない「記念日」の表示
グループ店の創業日や、リニューアル日・店長就任日・機種導入からの日数などを「記念日」として表示したケースが対象。例として「スマスロ導入から2周年」「設置から777日」なども是正対象となった。
②「おすすめ機種」の表示変更(7日未満)
週間カレンダー等で「おすすめ」表示を7日未満で変更・追加したケースや、「おすすめ」とは別にSNSで「好評稼働中」と発信し、7日未満のおすすめと解される表示が指摘された。
③特定機種の性能改変・設定示唆
日付や特定機種の画像と組み合わせて設定を示唆する例、「ロックオン」「赫眼せよ」「全台の塊」などの文言や、レインボー柄・炎柄といったビジュアル表現も是正対象となった。
④賞品入荷表示に関する違反
同一週内に、特定機種に関連した賞品入荷の表示を変更・追加。また、機種名を想起させる賞品名とともに“6”を強調するなど、設定を示唆する表現も見られた。
⑤第三者の来店取材に関する表現
インフルエンサーによる特定機種推しの連続来店表示や、「グランドオープンから77日」など未認定記念日との組み合わせ、さらに「社長来店」「公約系サイト引用」なども是正対象となっている。
⑥その他
過去の遊技結果(例:差枚数ランキングを1日の最大差枚数で表示)、一部機種名を明記した時差開店表示、軽微な設備変更(例:パチスロ20台増設)による「リニューアルオープン」表示などが是正された。