マルハンメガシティ2000蒲田7の会員カード作成が早すぎると話題に!
2025.06.27 / ホール「マルハンメガシティ2000蒲田7」が7月7日にグランドオープンすることを発表しました。23区内では初のメガシティ屋号となる店舗で、とにもかくにも注目が集まるお店です。店長に抜擢されたのは、元マルハン蒲田駅東店のウスイ店長(@ngc2070r136a1)。
このウスイさんという方が実は結構なアイデアマンで、蒲田駅東店の店長だった頃、他エリアとの客の引き合いに課題を抱えていた蒲田エリアに、より多くのパチンコ・パチスロユーザーを呼び寄せるため、複数の法人間でまたいだ共同企画「大田区活性化プロジェクト」を実施しました。
ウスイさんが発起人となって複数の店舗と連携。パチンコ・パチスロユーザーにとって、つい飛ばされがちな蒲田というエリアを多くのユーザーに認知させた功労者でもあります。
めちゃくちゃ柔軟なんです。
「蒲田エリアにお客さんがいないなら、複数の店舗で頑張って他エリアから寄せちゃえばいいじゃない」というマリー・アントワネットもびっくりの発想の自由さを持ち合わせている人物なわけであります。
PiDEA編集部としては、以前の「大田区活性化プロジェクト」を取材して経緯や背景を知っていただけに、元の蒲田駅東店を残しつつ、今回のマルハンメガシティ2000蒲田7をドミナント展開することに驚きを隠せないところではありますが、それはまた今後詳しくお話をうかがいたいなと思っています。
今回の主題ですが、6月14日から6月22日にかけて行われた同店の会員カード作成があまりに早すぎるということで、話題になっていました。
作っておいて損はないっ!
— おぐまん🐳💦 (@happy_world_69) June 14, 2025
ってことで蒲田へ🐾🐾🐳
マルハン
MEGA CITY 2000 KAMATA 7 様へ
グランドに向け会員カード作成🐳
店内の雰囲気?ロゴカッコよすぎ
そして
ウスイ店長?っぽいカッコいい人を発見したけど緊張で声をかけられず
カード発行の流れは
事前にLINEでの情報入力からQR作成… pic.twitter.com/HmvO3mxKJ5
おはようございます♩
— 麦芽ちゃん🌾でちゃう! (@dechau_bkg) June 19, 2025
マルハンメガシティ2000蒲田7に会員カード作りにいってきたどー!手際良すぎて体感2秒 pic.twitter.com/hEKu2gVFDZ
作っておいて損はないっ!
— おぐまん🐳💦 (@happy_world_69) June 14, 2025
ってことで蒲田へ🐾🐾🐳
マルハン
MEGA CITY 2000 KAMATA 7 様へ
グランドに向け会員カード作成🐳
店内の雰囲気?ロゴカッコよすぎ
そして
ウスイ店長?っぽいカッコいい人を発見したけど緊張で声をかけられず
カード発行の流れは
事前にLINEでの情報入力からQR作成… pic.twitter.com/HmvO3mxKJ5
会員カードを作成した何人かのポストを見ると、「物の数分で終わる」と。これは実際に行って確かめるしかないということで、我々PiDEA編集部も同店の会員カード作成を体験しに行ってきました。
「本当にこのやり方が正しいのか」ウスイさんは今までの常識を疑う人だった
マルハンメガシティ2000蒲田7は蒲田駅東口を出て、徒歩0分の好立地にあります。店舗正面玄関に4枚のイーゼルが掲げられていて。スタッフさんが呼び込みをしています。
①まずは、ここでQRコードを読み取ってくれとのこと。QRコードを読み取る理由は同店のLINEの登録です。
②LINE画面から会員登録に必要な氏名や電話番号等の情報をスマホで入力し、それを手に店内へ進んでいきます。
1つ目のカウンターでその情報を登録。
2つ目のカウンターでカードを発行。
カードの裏側に、スタッフさんが名前を書いてくれて終了。こちらは取材でしたので、写真を撮りながら割とゆっくりめに歩いていたのですが、それでもものの4分位でした。
注目度が高いお店のグランドオープンでは多くのお客さまが殺到し、かなり時間がかかるという事例も聞いていたので、それに比べるとこの手法は本当に早い。これが業界のスタンダードになれば良いとすら感じてしまいます。
当然このやり方を思いついたのもウスイさんなわけです。その前にそもそもの話をすると、ウスイさんはグランドオープン時の対応に悩んでいました。
意見募集します!
— ウスイ@MEGACITY2000 KAMATA7 店長 (@ngc2070r136a1) May 1, 2025
オープン前の会員募集について!
よくあるのが
①Aグループ(3日間?)から1枚
②Bグループ(3日間?)から1枚
③Cグループ(3日間?)から1枚
みたいな感じで1名様あたり3枚くらい抽選参加券を獲得できる形かなと思います。…
「初日は地元のお客さまを優先したい」という考えを優先すると、会員カード作成+抽選参加券の配布が必要になり、2つの登録作業が必要になります。
さらに、抽選参加券方式の場合、枚数制限を設けなくてはなりません。抽選参加券を複数名のチームに抑えられたり、「枚数制限がくる前に参加券を確保しないといけない」という心理的バイアスがかかり、日付が早いほど長い列を待たなければなりません。
それよりも、初日からすべてのお客さまを公平に取り扱う「オンライン抽選ならそんな苦労をする必要もないのではないか?」と考えたわけです。
グランドオープン期間中の入場順抽選について
— ウスイ@MEGACITY2000 KAMATA7 店長 (@ngc2070r136a1) June 6, 2025
事前会員募集で会員カードを作成されたすべてのお客様を対象に毎日【777CON-PAS】にて入場順抽選予約が可能という形をとります。
つまり期間中、毎日ガチ抽選です。したがって事前会員募集時にいわゆる「抽選参加チケット」等の配布はありません。… https://t.co/u1WY64OCqU
その結果がこのポスト。ウスイさんの考えや人柄がよーく詰まった名文だと思いますのでお時間ある方はぜひ読んでください。実はこの決断には社内でも賛否両論あったようです。その件についてウスイさんを直撃しました。

PiDEA編集部(以下略P編)「さっき会員カード作ってみたんですけど、めっちゃ早いですね。びっくりしました」
ウスイ店長(以下略ウスイ)「カップラーメンできるよりも早くしようと思って」
P編「ウスイさん、入場方法も少し悩んでらっしゃいましたよね」
ウスイ「やっぱり並ぶのとか待つのとか嫌じゃないですか。できるだけそういう面倒くさいなっていうのをなくしたいなと思ってこの形にしました。7月7日オープンだったら暑いですもんね」
P編「すごいお客さんのことを考えてるんですね」
ウスイ「普段から足を運んでくださる常連のお客さまや、地域の皆さまに少しでもメリットを感じていただきたいという気持ちがある一方で、チケット制(抽選参加券方式)にしてしまうと、時間に余裕がある方ばかりが有利になったり、人気の日程が先着順ですぐに埋まってしまったりと、別の課題も見えてきました。すべてのお客さまに公平な機会を提供するにはどうすればいいのか。何度も考えた末に、最終的に『コンパス方式』が最適だという結論に至りました」
P編「手引きの蒲田駅東店とダブル抽選できる状態にしたのは作戦ですよね」
ウスイ「店頭で抽選したいというお客さまも、もちろんいらっしゃると思います。それに、神奈川は朝9時開店です。8時半ごろにそちらの抽選を受けて、もし番号が悪かったら、そのまま東京の10時開店のお店の抽選に駆け込む、なんて動き方をされる方もいると思うんです。そういったお客さまの“次の選択肢”になれたら、という思いもありました」
P編「社内でも紆余曲折あったんじゃないですか」
ウスイ「ありましたよ。『疑ってかかる』と言うと少し言い方が強いかもしれませんが、これまでやってきたことが本当に正しかったのか?というところから、物事を考え始めるようにしています。もちろん、いろいろ試してみた結果、『やっぱり今までのやり方が良かったよね』ってなることもあります。でも、そうじゃないこともある。そういう場合は、結局チャレンジになるんですよね。あとシンプルにチケット制ってみんな大変なんですよ。お客さまもスタッフも。わざわざみんなで苦労しなくてもいいじゃんみたいな」
P編「会員獲得は順調ですか」
ウスイ「全体数は内緒ですが、おかげさまで会員獲得は順調で、毎日1000人以上の方が登録に来てくださいました。どこか1日に偏ることもなく、ずっと平均的に期間中毎日1000名くらいという感じです。なので、店としても『いつの間にか今日1000人超えてたね』というような感想でした」

「正解を疑う」ことから始まり、「全員にやさしい選択肢」を本気で考え抜いた先にあったウスイさんらしい答え。それがマルハンメガシティ2000蒲田7。7月7日、蒲田の常識がまたひとつ、更新されます。ウスイさんにとって、「今までの正解は正解じゃない」ということが言えるかもしれません。
グランドオープンも密着しなくちゃ!