新宿東宝のスゴさはこの人にあり! - 山田豊店長(2)

2023.09.20 / ホール

あれだけのお店を運営する人が、実は誰よりも一番パチスロを楽しんでいる。休みの日ができるとほぼ必ず打ちに行くという山田店長は、どんな立ち回りをするのだろうか。プライベートな1日にお邪魔させていただいた。


行く店、日付、打つ台、
すべてに根拠があるまさにプロ。 

9月某日、山田店長が都内某店にプライベートで打ちに行くというので、無理を言って同行させてもらった。今でも月8回以上終日打ち続けるという山田店長の店選び、台選び、立ち回りが筆者個人的に非常に気になっていた。みんなも、絶対気になるよね?

だが、意外なことに山田店長が選んだ店は新宿東宝ビル店のような台数以上に人が並ぶようなカンスト系のホールではなかった。月イチの特定日で200台ほどの機械がようやく稼働率60%になろうかというお店。山田店長にしてみれば毎回ここというわけではなく、都内だけで10店舗以上に通っているようで、貯メダルは全店合わせて数万枚ほどあるのだとか。中には有名店もあるが、この日はここだった。

9時半で抽選を受ける。やはりこの日も50人ほどの抽選参加だ。このお店に来た時は、抽選を受けたらとりあえずコーヒーショップで朝食を取るのが山田店長のルーティン。

「今日は何を打つんですか?」

「今日のこの店は北斗が強いと思いますが、ジャグラーにも打てる台があると予想してます」

「ジャグラーだとマイジャグですか」

「いえ、事前にTwitterなどで情報収集をしたところ、2分の1の機種があるみたいです。マイジャグがそれに該当する可能性は低いと見ていて、ジャグラーで該当するならハッピーかなと思ってます」

「ハッピーですか。それならきっと取れるんでしょうけど、台選びはどうするんですか?」

「台は昨日の夜にもう決めてます。根拠は○○〇です(笑)」(編注※根拠の部分は秘密とのこと)

もちろんいろんな情報を並べての店選びだ。意外だったのは、話題店舗に視察に行くという感じではなく、純粋に1人のプロのように立ち回っていること。ちゃんと行く店と日付け、打つ機種、打つ台、すべてに根拠がある。たまたま抽選で取れたなんとなく設定が入りそうな台に座るという感じではない。この細かな自分の中での「決めごと」に忠実なのだ。本人は語らなかったが、きっと自店の配分もこうした考えがベースにあるはずだ。

そしてこの日、狙い台のハッピージャグラーに座った山田店長は、きっちり閉店まで9000回転以上回し2箱お持ち帰りの様子だった。ちなみに、コーラを何本か飲んだ以外は休憩も取らずに打ち続けたという。  

 

 

 

<<新宿東宝のスゴさはこの人にあり! - 山田豊店長

マルハン, 新宿東宝, マルハン新宿東宝ビル店, 山田豊