Pレールガン並みに長期稼働が期待できる新台登場!「PハイフリALL STAR」を徹底解説!
2023.07.27 / その他情報大手法人機械対策課SH@CKの新台講座#308
今週の紹介機種は「Pハイスクール・フリートALL STAR」
2023年8月6日週導入開始予定
メーカー:メーシー
全国8,000台予定
遊技機メーカーにはパチンコを中心としたメーカーと、パチスロを中心としたメーカーがある。中には日電協・日工組、どちらか一方だけに加入して、パチ・スロの片方しか開発しないメーカーもある。何れにしても「中心ジャンル」での市場実績が優れた結果をだしている。
しかし最近では開発力が高まっているメーカーも多くなってきており、リリース状況にこそ大きく左右されるものの、高い実績を残し始めているメーカーも少なくない。特にパチスロ中心としたメーカーは、元々スペック開発には長けていることが多い。内規変更が繰り返されている状況下だからこそ期待できる環境となっており、一部のメーカーがパチンコもパチスロも強くなることはホールにとってありがたい限りである。そんな本機「Pハイスクール・フリートALL STAR」にはその可能性が大いに秘められているので、高い実績に期待したい。
そんな本機は5号機撤去後のパチンコ黎明期を支えた「Pとある科学」に近い希少なミドルスペックとなっているので、比較しながら基本情報を表で確認してみよう。
スペック
《基本スペック》
機種名 | PハイフリALL | Pレールガン |
通常(特図1)確率 | 約1/229.9 | 約1/239 |
RUSH仕様 | 普図ST&3回SET | |
RUSH中確率 | 約1/69.3 | 約1/68 |
RUSH回数 | 100回 | |
RUSH継続率 | 約76.6% | 約80%※次回濃厚込 |
下位RUSH(時短)中確率 | 非搭載 | 約1/163 |
下位RUSH(時短)回数 | 非搭載 | 100回 |
RUSH(引き戻し込)突入率 | 約51% | 約7(50)% |
初当たり時出玉 | ALL450個 | ALL410個 |
特図2確率 | 約1/2.62 | 1/1 |
1,500個出玉&比率※1回当たり | 約38% | 20% |
4,500個出玉&比率※1SET当たり | 約5.5% | 約0.8% |
MIN出玉&発生比率※1SET当たり | 0個・約23.8% | 約650個・約50.4% |
時速獲得出玉 | 約30,000個 | 約15,800個 |
初当たり期待個数 | 約3,150個 | 約3,160個 |
RUSH突入期待個数 | 約5,890個 | 約6,350個 |
≪大当り振分 通常時≫
ラウンド数 | 出玉(払出) | 移行状態 | 振分 |
3R | 約450個 | RUSH4500回へ | 1% |
3R | 約450個 | RUSH100回へ | 50% |
3R | 約450個 | 通常へ | 49% |
≪大当り振分 特図2当選時≫
ラウンド数 | 出玉(払出) | 移行状態 | 振分 |
10R | 約1,500個 | RUSH100回へ | 100% |
≪大当り振分 RUSH時3回抽選発生率≫
ラウンド数 | 出玉(払出) | 移行状態 | 振分 |
10R+10R+10R | 約4,500個 | RUSH100回へ | 5.5% |
10R+10R | 約3,000個 | RUSH100回へ | 26.9% |
10R | 約1,500個 | RUSH100回へ | 43.8% |
当選なし | 0個 | RUSH100回へ | 23.8% |
上記のスペック表より普図を活用したSTで、当選時に残保留を含めた3回の抽選を1SETとした当選を繰り返す「Pレールガン」と同様の仕様となっている。
ただし、「Pレールガン」の特図2当選確率が1/1にて3回の当りを1回の当りとして表現するのに対して、本機は3回の抽選に対して特図2当選確率約1/2.62の当選回数×1,500個が1回の当りとして表現される仕様となっている。
3回中に約1/2.62が当選する比率は計算上76.4%となっており、上記メーカー発表よりもわずかに高い数値となっているが、おおむね3/4以上で1,500個以上を獲得可能な仕様となっており、約1/3で3,000個以上獲得ができる。
仮に3回全て非当選の場合でもRUSHリスタートとなり、約76.6%継続のST当選のたびに本抽選にて出玉を増やすフローとなっている。「Pレールガン」は初当り時のほとんどが時短100回の抽選で突破タイプだが、本機は完全振分での抽選となり、RUSH非当選時には即通常へ戻る仕様なっている。
最後にRUSH出玉を比較してみよう。「Pレールガン」が3回SETを1/1で放出する仕様に対して、本機は75%以上の確率で1,500個となるので、バランスタイプのレールガンに対して、本機は荒波タイプとなっている。
演出
前作が1クールアニメーションを原作としていたが、今作は劇場版までの演出を搭載しており、通常時は任意で「新ハイフリモード」と「元祖モード」が選択可能となっている。前作が側面から見た軍艦ギミックだったの対して、今作は画面を覆う正面から見た軍艦ギミックに変更された。
RUSH中は3つのモードから演出選択可能となっており、3回抽選を1SETとした特殊スペックを生かした法則性など、多様な仕様となっている。そして、42名にも及ぶキャラカスタムが、ユニメモを通して可能となり、打ち込み要素も盛り沢山となっている。
本機の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』だ。
コンテンツ訴求では、約4年前に前作がリリースされたものの、ほぼ市場に残存していない状況ともなるので、最新作のリリース及び前作ファンに好評であった法則性等も踏襲した『元祖モード搭載!法則性等も完全継承!』などの仕様を訴求することが効果的となるだろう!
そして、スペック訴求は『初当り確率1/229.9!RUSH継続率約77%!1,500個以上約77%!3,000個以上約30%OVER!』とミドル帯の確率でありながら、RUSH性能の高さを訴求することが効果的となるだろう!さらに、非常に高い実績を残したPレールガンからの動線を作るのも効果的となるので、スペック比較にて訴求することも効果的だ。
前作が直後にリリースされた「Sまどマギ叛逆」の購入実績機の位置付けでリリースされた感があったためにホールの扱いは決して良いとは言えない状況にあったが、市場ニーズにマッチングしたスペックで一定の実績を残している。
本作も購入実績機感のある機械となっているが、コンテンツとスペックの親和性は高い仕様となっており、数少ないパチスロからの回遊にも期待できるパチンコとなり、比較的遊技環境も整えやすい性能となっているので扱いには十分に注意が必要となるだろう!
