6月20日、埼玉県遊協の総会が「ホテルプリグランデ武蔵野」で行われ、役員改選で趙理事長が再選(3期目)された。
あいさつで趙理事長はコロナ禍の3年間を抜け出し、昨年秋からスマスロが、今年4月からスマパチが導入された今、確かな変化を感じているとした上で、「新たな時代に突入したここからもう一度、組合員一丸となっていろんな課題をクリアして、業界を盛り上げていただきたい」と呼びかけた。
来賓あいさつでは埼玉県警本部生活安全部の廣木利信部長が広告宣伝の適正な運用などを呼びかけるとともに、県下の治安情勢について「令和4年、刑法犯が18年ぶりに増加した。中でも特殊詐欺(いわゆるオレオレ詐欺)の増加が顕著であり、警察でも各種対策を推進しているが安全で安心な街づくりには地域企業、関係団体の協力が不可欠。先日、埼遊協が作成したファン感謝デーのポスターには特殊詐欺の被害防止を呼びかける文言が記載されており、さまざまな形で犯罪防止に協力していただいていることを実感した」と評価した。
また、懇親会では来賓の全日遊連・阿部恭久理事長がコロナ禍の2020年から2022年の間で1974軒減少したが、その一方で経過措置の延長やセーフティネットなどの成果を得ることができたのは「しっかりと組合活動をしている成果であり、政治力がなければなしえなかったこと」として、埼玉県における自民党職域支部の設立やセミナーの開催などを「遊技産業をより良い方向へ進ませる大きな力になる」と高く評価した。
さらに、阿部理事長は6月14日に東京で開催された遊技産業議員連盟の総会で、田中和徳会長が「現状の遊技業は行政上も社会的にも認識が不十分である。地位向上に向け遊技業をはじめとしたレジャーの業種を性風俗と分けて考える必要がある」と見解を示したことなどを伝えた。