芸人ジャンボたかお氏を起用SAPグループのYouTube戦略

2022.07.04 / ホール

多くのパチンコホール企業がYouTubeを活用した広告宣伝施策を行うようになって久しい。そのほとんどはライターや演者といったパチンコに関連するインフルエンサーの力を利用するものだったが、このところお笑い芸人が全体的に流行となっている。

岡野陽一と空気階段・鈴木もぐらによるガーデングループの「くずパチ」は大人気だし、PIAグループは「EXITのPACHI⇄BANG」、ダイナムグループはFUJIWARAを起用するなどしている。

そうした中、サンキョー株式会社(SAPグループ)もこの7月から芸人を起用したYouTube戦略施策を実施するようになった。

元々同社では、2020年11月より自社の従業員をメインキャストとしてYouTubeを配信してきたが、チャンネル登録者数は1000人弱と伸び悩んでいた。そんな折り、京楽吉本から「まったく新しい形の企業ブランディングに挑戦しませんか」と芸人を起用した動画の提案を受ける。何人かの候補者がいる中で選ばれたのは、お笑いコンビ、レインボーのジャンボたかおだった。

番組名は、「Mr,ジャンボ ~LOVE & PACHINKO~」。月2本の動画配信を行う予定で、撮影は1回撮影2本撮り、SAP系列の6店舗を1店舗ずつ回っていく。動画の内容はバチェラーをオマージュした体裁で制作されていく。

動画の担当者であるSAP野田店の千葉裕史店長は期待を込めてこう話す。

「芸人さんならではの喋りの上手さは、視聴者を引き付ける要素の1つです。ジャンボさんは超売れっ子となった今でもほぼ毎日打ちに行かれているほど、パチンコ愛に溢れている方で、今回の企画にピッタリの方だと思っておりました。『Mr.ジャンボ』はジャンボさんの魅力とパチンコの魅力が詰まった今までにない面白い番組となっております。ぜひご覧いただき、パチンコ店に足を運ぶきっかけとなっていただければと思います」

動画の展開で期待することは明確なチャンネル登録者数の増加とSAPグループのブランディングアップだ。吉本芸人の魅力を生かして、パチンコに興味を持ってくれる新しいファンが1人でも多く増え、結果としてSAPグループの認知度向上と店舗の集客にもつなげていきたいと考えている。激しい競争に飛び込んだSAPの動画はどんな運命を辿るだろうか。

SAP野田店、千葉裕史店長

 

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