日遊協・西村会長と参院選候補の木村氏がリサイクル工場を視察

2022.04.18 / 組合・行政

4月12日、日遊協の西村拓郎会長と木村義雄氏(前参議院議員)はユーコーリプロ東日本リサイクル工場を視察した。

視察の目的は次回参院選の自民党公認予定候補である木村義雄氏に、パチンコ・パチスロ産業における使用済み遊技機リサイクルの最新事情を見てもらい、業界への理解をより深めてもらうこと。

ユーコーリプロからは金海基浩専務取締役と須永俊樹東日本工場工場長が説明などの対応をした。

当日はまず工場内の研修室で、担当者から遊技産業が遊技機リサイクルに取り組む背景、取り組みの内容、ユーコーリプロ東日本リサイクル工場の事業内容、処理能力などがレクチャーされた後、視察開始。

工場に併設されている関東遊技機回収センターの入庫口から、遊技機リサイクルの工程をなぞるように進行した。入庫口に整然と積み上がる使用済み遊技機を前に、木村氏からは使用済み遊技機の排出量、遊技機の寿命などについての質問があった。

また、遊技機から引き抜かれた盤面を覗き込んだ木村氏は、遊技機盤面の構造について質問。使用済み遊技機が整然と格納された回収センターで説明を受けると、今度は工場内の労働環境についても質問した。

次に作業員が慣れた手付きで素早く遊技機を解体していく様子を興味深く見学した木村氏は、形状・構造が多様な遊技機の解体を行うのに手作業のほうが効率に勝るとの説明を受け、感心した様子だった。

さらに取り出された部品を検品する工程で、目視による外観検査などの作業を見学。世界的な半導体不足で電子部品のリユース需要が増えているとの説明を聞き、「具体的にどのくらい伸びているのか、その価格付けはどのようになっているか」など木村氏から質問があった。

視察を終えて研修室に戻り、意見交換。木村氏からはリサイクルの重要性・必要性、さらに工場内の労働環境についての意見や質問があった。

木村氏は今回の視察を総括し「工場見学をさせていただいて、ちゃんとやっておられるなと、見事に実行しておられる点を確認して感激しました。こういう形でしっかり処理されている、しかも有価物としてしっかりと再利用されていること、ある意味でリサイクルの典型的な良い面に取り組んでいただいている。本当にしっかりされているな、ちゃんとやっておられるな、ということであらためて確認をさせていただいて感激しました」とコメントした。

 

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