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内規、開発レギュレーションの変化があったことでパチンコニーズにはさまざまな変化が生まれた。その中でも特にユーザーから求められたのが出玉速度だ。「P大工の源さん超韋駄天」がそのニーズの立役者となったのは言うまでもない。
今回解説する「超韋駄天BLACK」は、ベース機となった前作を上回る出玉速度と性能を搭載しており、すでにファンの間でも話題が高まっている。「GANTZ極」「ゴッドイーター究極」「Re:ゼロ鬼」など、過去のシリーズ機を上回る性能をもったリメイク機が大きな功績を残したように、本機にも同様の功績に期待したい。
基本スペック | ||
機種名 | 超韋駄天BLACK | 超韋駄天(前作) |
通常確率※小当り込 | 約1/318.1 | |
RUSH仕様 | 2種ショートST | |
通常初当り時RUSH突入率 | 約50.2% | 約60.2% |
RUSH回数※残保留込 | 4回or128回※次回まで | 4回 |
RUSH中大当り確率 | 約1/2.17 | 約1/2.06 |
RUSH回数4回時継続率 | 約91.5% | 約93.0% |
TOTAL RUSH継続率 | 約93% | |
特図1 MAX出玉・比率 | 1,500個・50% | 660個・100% |
特図2 MAX出玉・比率 | 1,500個・15% | 990個・20% |
特図2 MIN出玉・比率 | 300個・85% | 330個・80% |
RUSH突入時期待値 | 約7,700個 | 約6,100個 |
遊タイム | 非搭載 | |
時速獲得出玉 | 約47,500個 | 約36,000個 |
大当り振分 | ||||
ラウンド数 | 出玉(払出) | 移行状態 | 振分 | |
特図1 | 10R | 約1,500個 | 時短127回+残保留1回 | 50.2% |
2R | 約300個 | 通常 | 49.8% |
大当り振分 | ||||
ラウンド数 | 出玉(払出) | 移行状態 | 振分 | |
特図2 |
10R | 約1,500個 | 時短127回+残保留1回 | 15% |
2R | 約300個 | 時短3回+残保留1回 | 85% |
スペックの変更点を大まかに説明すると、「超韋駄天からRUSH突入率を10%程度下げた分、出玉に特化した仕様」ということだ。
中でも一番の変化は、初当り時にRUSH突入すると必ず1500個を獲得でき、実質次回までの時短回数が付与される点だ。さらにRUSH中に1500個を獲得した際にも実質次回までの時短が付与されるため大量出玉に期待ができる。
この実質次回までの時短により、特図2の当選確率はほんの少し下がっているが、TOTALの継続率は前作同様の性能を保っており、RUSH突入時の期待出玉は大幅に向上している。
また、大当りアタッカーの払出個数が15個になり出玉速度も飛躍的に向上した(「超韋駄天」が11個)。
前作とほぼ同様で、演出の期待度や初当りフローも違和感なく楽しめる。
ステージ背景やギミックは一新されており、RUSH中には10Rボーナス終了後に突入する「夢源RUSH」や、V獲得時に画面クラッシュで突入する「極源BONUS 3000」などの新規演出を搭載している。
「P大工の源さん超韋駄天BLACK」の訴求ポイントは「スペック」だ。コンテンツの訴求はオリジナルコンテンツかつ現市場で未導入店舗がないほど導入されているので、ヒット要因のスペック訴求が一番重要となるだろう。
スペック訴求は爆発的にニーズを高めた出玉速度に重きを置き「出高速度130%OVER」などが効果的だ。そして、RUSH突入時点で「1500個&次回濃厚&ST93%」の恩恵は最近のトレンドでもあるので十分な効果が期待できるだろう。
本機は前作と比較して性能面でメリハリをつけて、足し引きをしっかり行ったスペックだ。「超韋駄天」の稼働アップにも期待できるので、GW前に希少となるハイミドル機市場を少しでも活性化につながることに期待したい。