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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
今週は12月16日導入開始予定「P新世紀エヴァンゲリオン~シト、新生~」(ビスティ)全国25,000台
パチンコとしては14作目にもなり、シリアルナンバーで考えれば業界最多機種数のコンテンツだ。
13が今年3月上旬にリリースされたばかりで、シリーズ機を新作を年間2作もリリースされた例はこれまでに無い状況だ!だが、今作に限った事ではないが機種名・型式名にはシリアルナンバーが付いていないので、状況によっては本作がスピンオフ作品として扱われ、次作に14のナンバーが付く可能性はあるのかもしれない。というのも、今作の題材が今までのシリーズとは異なる点にあり、直近のシリーズ機が新劇場版の『ヱヴァンゲリヲン』であった事に対して今作はテレビと旧劇場版「シト新生」「Air/まごころを、君に」の『新世紀エヴァンゲリオン』が題材となる事にある!
過去シリーズ機でも高実績だった4作目「使徒、再び」のリメイクとなる今作は、過去パチスロにて「エヴァまごころ」のリメイク機を「まごころ2」としてリリースした経緯と同様。題材の年代を感じさせない液晶開発と最先端システムによるスペックで年末にかつてのような盛り上がりが起こると期待したい!
そんな本機のスペックは約1/319.7の小当りRUSH搭載確変ループタイプとなっている。基本スペックを確認してみよう。
比較表 | |
通常時大当り確率 | 約1/319.7 |
確変時大当り確率 | 約11/45.7 |
小当り確率 | 約1/1.7 |
確変仕様 | ループ |
メイン大当り出玉(払出) | 約1,200個 |
確変突入率・継続率 | 65% |
通常大当り後時短回数 | 100回 |
小当り期待払出玉数(1開放あたり) | 約35.6個 |
時速出玉 | 約14,000個 |
下限算定値ベース | B26 |
大当り振分(特図1・2共通) | ||||
ラウンド数 | 出玉(払出) | 状態 | 電サポ回数 | 振分 |
10R | 約1,200個 | 確変 | 次回まで | 50% |
10R | 約1,200個 | 通常 | 100回 | 35% |
2R | 約72個 | 確変(小当りRUSH) | 次回まで | 15% |
本機は特図1・2共通の大当り振分となり、その内85%を占めるメインの出玉は約1,200個。そして、15%の2R確変はシリーズお馴染みの「暴走モード」として小当りRUSHへの移行契機となるのだ!この小当りRUSHの性能も非常に高く期待出玉は約1,400個と他大当りと同等の獲得が期待出来るものとなっている!
そんな小当りRUSHでユーザーが一番避けたい展開となるのは折角突入まで漕ぎつけた小当りRUSHが開始直後の保留内当りで状態転落となってしまうことだ。本機に関してはそのような状況が発生した場合はプレミアフラグとして〝小当りRUSHが一定時間継続する〟機能が発動する!プレミアフラグの仕組みは後述するとして、大当り出玉が突然確変以外は1,000発超の一律出玉となる点と通常当り後の100回時短が付く点など初期の『エヴァシリーズ』の様に安定仕様に回帰した点が本機の特徴となっているのだ!
過去のエヴァシリーズを現代の液晶開発クオリティでリメイクし、懐かしの演出や法則の信頼度などが甦ったものとなっている。最新作たる点としてシリーズお馴染みの最新専用筐体や新規楽曲も搭載されており、シリーズ初期からのファンも新劇場版からのファンも楽しめるだろう。
そして、一撃プレミアフラグ成立時に移行する「新生モード」は今までのパチンコでは味わう事の出来ない、期待値に比例した新感覚演出となるのだ!
本機「P新世紀エヴァンゲリオン~シト、新生~」の訴求ポイントは『コンテンツ(題材)&スペック』となるだろう!
コンテンツは「エヴァシリーズ」というよりは、〝全盛期だったエヴァ〟であり、重要なのは演出とスペックを合わせた訴求となる!
突確を除く『大当り出玉ALL約1,200個&通常大当り後時短100回の安心感』と昨今演出過多となっているパチンコ演出の中で〝演出信頼度の回帰〟が一番の訴求ポイントなるだろう!そして、業界初となる一撃プレミアフラグの搭載!『一定時間継続する小当りRUSH』は注意点と共に訴求する必要があるだろう。
どうしても時間で管理をしているだけに遊技状態の有無で期待値が大きく変化してしまうので、離席タイミングへの注意喚起は必要となるだろう!
その注意に関連し、分かる範囲で仕組みの説明をするとしよう。
本機の右打ち中の抽選は小当りRUSH中以外は特図1での抽選を行っており、小当りRUSH突入となる突然確変(2R確変)後は特図2抽選で約1/1.17の小当りが発生する仕組みとなっている。基本的に特図1抽選から特図2抽選へ移行する為、特図1の保留がある可能性が高い。その特図1保留に大当りフラグが存在した場合には特図2の方では「大当りフラグが成立しない仕様」となり、特図1の大当り保留の停止秒数が7分間に固定され、その間は小当りRUSHが継続する仕組みとなっているのだ!
そのため、保留内連荘が確定している状態での離席は絶対に避けなければならず、小当りRUSH突入時は特図1の保留が0になっているかの確認が必要となる!
演出解説で前述した通り「新生モード」への移行が保留連演出の1つとなっているので、モード中の離席は厳禁である事はいうまでもない。保留連の大当りが確変である場合に「新生モード」へ突入するが、逆を言えば保留連で当選する当りが通常であった場合は見た目に変化がない「暴走モード」になる可能性が高いとの事。
そのために「暴走モード」突入直後の離席は保留連による7分のRUSH状態なのか通常の特図2当選まで継続する状態なのかは演出上分からない仕様となっている!仕組み上で保留消化時間を利用している以上は通常高速消化される特図1が変動中となるので、突確後(暴走・新生モード)の離席は『特図1保留が0であるかの確認』が必要となる!
合わせて言えば、突確当選後に特図1の保留がなければプレミアフラグ成立はしないので、リーチ中に保留を溜めない打ち方などをしていると体験する事は極端に下がる可能性があるのだろう。
今までのパチンコでは先の展開を補償する事が困難でモードは演出に過ぎなかったが、本フラグにより状態の持続時間や期待値を付加する事が可能となっている。前回の「P元祖源さん」も含め、単調であった出玉フローへアクセントがつき、抽選の書き換えなど物議を醸すような気もするが良い傾向と言えるだろう!
まだまだ道半ばの事なので、深くは記さないが管理遊技機に向けての解釈基準の変更などが大きな後押しになる可能性もあり、業界が良い方向へ進む事を切に願う。