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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
今週は11月18日導入開始予定「P烈火の炎3」(平和)全国10,000台
根強い人気を誇る『烈火の炎』シリーズも本機で3作目。出玉に寄せたスペックもシリーズ通して特徴的な点だ!
初代では潜伏確変が多かったものの、RUSH継続率と大出玉比率などに振った仕様。2代目はMAX出玉2400個+ゴチ装置(バーニングユニット)により約2,700個のボーナスを搭載していた。本機に関しても業界初のシステムで出玉に特化したスペックとなり、過去シリーズ機にも引けを取らない出玉スペックに仕上げられている!年末にリリースされる多くの類型型式機種と共にパチスロ旧基準機大撤去の受け皿の一端になる事に期待したい!
そんな本機のスペックは約1/319のV確小当りRUSH LOOPタイプとなっている。基本スペックを確認してみよう。
《比較表》
通常時大当り確率 | 約1/313.5 |
確変時大当り確率 | 約1/100.0 |
確変仕様 | 小当りRUSH・確変ループ |
大当り最大出玉(払出) | 通常・確変共通1,500個 |
最大出玉比率 | 通常50%・確変30% |
大当り最小出玉(払出) | 通常450個・確変169個 |
最小出玉比率 | 通常50%・確変30% |
小当りRUSH確率 | 1/1.06 |
小当りRUSH性能(1回転あたり) | 約10.8個 |
小当りRUSH期待出玉(1回) | 約1,500個 |
時短回数 | 0回・70回・100回 |
初当り時RUSH突入率 | 50% |
RUSH継続率 | 70% |
下限算定値ベース | B25 |
《大当り振分 特図1》
ラウンド数 | 出玉(払出) | 状態 | 時短回数 | 振分 |
10R | 1,500個 | 確変 | 0回 | 50% |
3R | 450個 | 通常 | 70回 | 50% |
《大当り振分 特図2》
ラウンド数 | 出玉(払出) | 状態 | 時短回数 | 振分 |
10R | 1,500個 | 確変 | 0回 | 30% |
6R | 900個 | 確変 | 0回 | 2% |
3R | 450個 | 確変 | 0回 | 3% |
4R | 600個 | 確変 | 12回〜次回まで | 35% |
2R | 169個 | 通常 | 0回※ | 30% |
※時短中の当選後は時短100回
《特図2 4R時詳細》
時短回数 | 振分(4R時の割合) | 時短後移行状態 |
12回 | 1%(約2.85%) | 小当りRUSH |
34回 | 1%(約2.85%) | 小当りRUSH |
56回 | 2%(約5.71%) | 小当りRUSH |
77回 | 5%(約14.29%) | 小当りRUSH |
100回 | 12%(約34.29%) | 小当りRUSH |
次回まで | 14%(約40%) | なし |
時短強制終了確率 | 1/399.6 | 当選後小当りRUSHへ |
本機の注目点として、一般的な小当りRUSH機とは異なり、MAX出玉&小当りRUSHの〝最高状態〟へ初当りの50%でいきなり突入するという、TY値を跳ね上げたスペックとなっていることがあげられる。そして複数の時短回数振分をもつ4R大当り。これは小当りRUSH状態を時短(電サポ)機能により発動(入賞)させず、時短回数を制御することで時短終了=小当りRUSH発動となる仕様なのだ!
さらに業界初となる『時短強制終了フラグ』は規定時短回数とは別に小当りRUSHへ移行するための確率フラグとなっていて、大当りフラグ以外でユーザーの得になる新たなフラグの登場で従来のパチンコの概念が覆るかもしれない。
過去シリーズを踏襲した作りとなっており、本機の特徴である小当りRUSHは『夢幻BONUS』という大当りの扱いとなり、RUSH中は任意で演出選択が可能。そして何と言っても4R確変後の時短からRUSHへの移行が特徴的なスペックであり、時短規定回数となるゾロ目回転数に対しての前兆演出や時短強制フラグに加え純粋な大当りフラグなどにより演出への期待は他機種では味わえないものとなっている!
本機「P烈火の炎3」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』となるだろう!
コンテンツ面では、原作が終了しているシリーズであるのでアイキャッチ程度のもので十分だろう。
スペックに関しては下限ベース撤廃ハイミドルとなる事から、ベース分を振ったTY値の魅力を伝える事が効果的だ。他機種とは大きく差がある『初当りの50%で1,500発&小当りRUSH』が一番のスペック訴求と言えるだろう!そして業界初『大当りフラグ』でも『転落フラグ』でもない『昇格フラグ』を搭載した仕様は『第〇のフラグ搭載』などでの訴求が効果的となるかもしれない。
新規則のハイミドルで未だメイン機が不在である状況下では、下限ベース撤廃機の在り方・役割が「粗利獲得」を担っている傾向は仕方がない事なのだろう。ただし、本機や年末リリース予定となっている〝特許取得に関わるような新システム搭載機〟の扱いは、今後のユーザーニーズ幅に関わるだけに運用には十分注意をするべきだろう。
本機に関しては、単純な購入ではなく「Sルパン三世イタリアの夢」の機歴的扱いでの購入が多いことだろうから、扱いがより粗雑となる可能性が高いのでなおさら注意すべきである。
今月10月にて新規則機が昨年8月に販売開始されてから約15ヶ月となり、X-DAYとなる2021年1月末までも15ヶ月と折り返しを迎える。そろそろ次の時代へシフトする為の準備を本格的にしなければならず、それはスペック育成も含めた事であると業界で全体で認識すべきだろう。