筐体の進化に伴い不正も進化、2017年ゴトまとめ/セデック

2017.12.21 / 連載

毎月第1、第3木曜日に連載中!「ゴト速報」第54回

月日 メーカー名 機種名 ゴト状況
12月12日
他店メダル持ち込みゴト
12月9日 アムテックス
CRドラム麻雀物語M2BU3
磁石ゴト
12月6日 サミー
攻殻機動隊2/ZS
不正基板ゴト

みなさんこんにちは。セデック株式会社の中澤です。第54回目の掲載になります。2017年最後の掲載となりました。

年末年始の多忙な時、おさえておきたい確認ポイントを記載します。パチンコ不正の2017年度は約75%が磁石、油玉、どつきなどのローテクゴトになります。磁石ゴトでは「ヱヴァンゲリヲン」シリーズ、「海物語」シリーズ、「天下一閃」、「戦国乙女3」などが被害が多く挙がっております。

どつきゴトでは「南国育ち羽根」や「アナザーゴッドハーデス」で被害が多いです。パチスロでは不正基板関連が40%と多くを占め、続いて体感器、電波ゴトとなります。

体感器ゴトでは、「アイムジャグラーEX」から「ジャンキージャグラーⅢ」までの機種。電波ゴトではサミーの「化物語ZX」と同構造筐体、山佐の「鉄拳2」機種。これだけでかなり機種が限定されますので、その機種がどこに配置されているか、センサーなどの設置状況は今一度、確認しておきたい所です。

不正基板ゴトでは前回記載したサミー機種のリール上の基板からユニバーサル機種のさまざまな不正基板。大都の「サラリーマン番長」、サミーの「北斗の拳強敵」などは被害の多い機種になります。

中古導入、再設置などで不正品が混入しているかもしれません。また認定に伴い、セキュリティ管理が手薄になっている可能性もあります。今一度、点検をお勧め致します。

2017年は不正被害は少ないとは言えない年でした。筐体の進化に伴い、不正も進化していくものと考えられます。年末まで残り僅かですが、いろいろな管理を確認し、巡回で気を付けるポイントもスタッフで共有していただければと思います。

それでは、ゴト被害がなく、安全なホール運営で年末年始過ごせるように、皆様、良いお年をお迎えください。

弊社のサイト「MAX BARRIER(マックスバリア)」で点検方法等を配信しております。サイトの閲覧やサービスの問い合わせは弊社までご一報ください。

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セデック株式会社
1996年創立。創業以来、安心・信頼して遊技できる遊技環境の構築のため、パチンコホールで遊技台検査を実施してきた。また、ゴト行為などの不正対策としてセンサー類や防護品を提案し、多くのホールで活用されている。
http://www.sedec.co.jp/index.php

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