単独犯か2人組、目視が有効な「糸付き玉ゴト」／セデック

毎月第1、第3木曜日に連載中！「ゴト速報」第15回

みなさん、こんにちは。セデック株式会社の中澤です。第15回目の掲載になります。

最近の事例に目を向けると、羽根物への被害が集中しております。その中でも今回は、「糸付き玉ゴト」の情報について説明します。糸付き玉ゴトは磁石ゴトなどと同じで、ローテクゴトの一種です。比較的簡単な構造による器具を使ったゴト行為ですが、被害が多額になる場合もあります。以下、被害事例を記載していきますので、ご参考ください。

■主な被害機種
「CRAトキオデラックス」
「CRA祭りだ！サブちゃん」
「CRAネオビッグシューター」
「CRAビッグシューターX／ZERO」
「CRAホー助ミニ」
「CRAデビルマン倶楽部α」
…上記、羽根物機種の被害が多いですが、その他の機種でも玉掛かりゴトの磁石の代用として使用される場合があります。

■手口
・糸付き玉を上皿から発射し、手元で糸を操作し、羽根付近に糸付玉をセットする
・玉掛かりを作るもしくは羽根に玉を挟み意図的に玉を羽根物に流し込む

■被害例
・関東地区　約1万５０００発　２人組
・東京都　約４５００発　　２人組
…2人組もしくは単独での犯行が多いです

■注意点
糸付き玉は、非常に簡単なつくりであるため、ゴト師は器具を使い捨てにしていきます。ゴト行為が行われた後は、賞球ケースやアウトボックスから回収されることが多いです。回収して持ち去るケースはごく稀。データを監視することで発見できる場合もありますが、巡回中の点検がもっとも有効です。糸付き玉に使用される糸は細く、見づらいので、目を凝らして見てください。

皆様もご存じの通り、熊本地震では、大きな被害が出ており、現在も余震が続く中、捜索や救助、復旧作業が行われておりますが、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。避難中の留守宅への空き巣被害というニュースも耳にしました。ゴト師もまた、隙や弱みを見つけると、容赦なくとことんついてきます。不正対策に万全は難しいですが、簡単に悪者に不正をさせてはいけません。

 弊社では、各種対策品をご用意しております。また弊社のサイト「MAX BARRIER（マックスバリア）」では自店でできる防護法も配信しております。サイトの閲覧やサービスの問い合わせは弊社までご一報ください。

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セデック株式会社
1996年創立。創業以来、安心・信頼して遊技できる遊技環境の構築のため、パチンコホールで遊技台検査を実施してきた。また、ゴト行為などの不正対策としてセンサー類や防護品を提案し、多くのホールで活用されている。
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