注意!パチもスロも電磁波ゴト被害急増中!/セデック

2016.05.04 / 連載

毎月第1、第3木曜日に連載中!「ゴト速報」第16回

月日 メーカー名 機種名 ゴト状況
5月3日 ミズホ アナザーゴッドハーデス-X ショートゴト(未遂)
4月30日 サミー 化物語ZX 電波・電磁波ゴト(未遂)
4月25日 ミズホ アナザーゴッドハーデス-X ショートゴト(未遂)
4月23日 三洋物産 CRスーパー海物語IN沖縄2MTGS 電波・電磁波ゴト(未遂)


みなさん、こんにちは。セデック株式会社 中澤です。第16回目の掲載になります。

今回は、パチンコで発生する「電磁波ゴト」の情報について説明させていただきます。以前パチスロにおける電波ゴトの説明を第4回「忍び寄る!目に見えない電波ゴト」第10回「インビジブルなAタイプの電波ゴト」で掲載しましたが、パチンコにおいても電磁波を使用した被害報告が後を絶ちません。被害は設置台数が減少している一部の機種に集中しています。それゆえに設置してある店舗は、一段と注意が必要です。以下の被害状況を記載していきます。

<主な被害機種>
・三洋製「CRAスーパー海物語IN地中海SAF」
・三洋製「CRスーパー海物語IN沖縄2MTMS/MTGS」
・三洋製「CRAスーパー海物語IN沖縄2SAHS」
・三洋製「CR大海物語スペシャルMTE」
・三洋製「CRA大海物語スペシャルSAP」
※上記機種以外でも同シリーズは被害が懸念されます

<手口>
盤面に向けて電磁波を発射し、数回転で特賞を直撃させます。以前は玉を払い出す目的の電磁波ゴトもありましたが、上記機種では特賞直撃の手口が主流になっています。

<不正器具>
以前は腕に巻きつけるタイプの装置が主流でしたが、現在確認されているものはスマートフォンや財布くらいの大きさで手ひらに収まる大きさのコンパクトタイプやショルダーバッグ、リュックの器具が搭載された内蔵タイプが多いようです。また足(膝部)にアンテナを取り付け、足を組んでるフリをして照射するタイプもあります。
※どれも一般遊技者の持参物と紛れてしまう巧妙な工夫がされています

<被害例>
・東北地区、約3万5000個(6人組)
・関東地区、約1万2000個(3人組)
・関東地区、約1万個(8人組)
単独や2人組等の少人数での犯行もありますが、多額の被害になる場合はグループでの犯行が多くなる傾向にあります。電波発射装置を1名が持ち、複数台で大当りを引き、打ち子と呼ばれる者が大当りを消化、交換します。電波器具を身に着けているものは、早々と退店して雲隠れしてしまいます。

<注意点>
電磁波は目に見えず、数回転で仕込みが終わってしまい、犯行時間も非常に短い。このため、目視による監視だけでは、発見は非常に困難です。一部機種では、メーカーが盤面用の防護フィルムを配布していますが、電波センサーを設置するのが最も効果的です。また、前述した機種の設置は少なくなってきていますが、低貸しコーナーにはまだ設置しているホール様も多数あると思います。現在、ゴト師が保有している電磁波器具は機種に特化しているものが多く、低貸しコーナーでも犯行に及んでおり、注意が必要です。

弊社では、各種対策品をご用意しております。また弊社のサイト「MAX BARRIER(マックスバリア)」では自店でできる防護法も配信しております。サイトの閲覧やサービスの問い合わせは弊社までご一報ください。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

セデック株式会社
1996年創立。創業以来、安心・信頼して遊技できる遊技環境の構築のため、パチンコホールで遊技台検査を実施してきた。また、ゴト行為などの不正対策としてセンサー類や防護品を提案し、多くのホールで活用されている。
http://www.sedec.co.jp/index.php

GOTO, SEDEC, ゴト, ゴト速報, セデック, 第1、第3木曜日