不正基板の多くは中古機からの混入/セデック

2016.01.07 / 連載

毎月第1、第3木曜日に連載中!「ゴト速報」第8回

直近2週間のゴト被害状況(12月21日〜12月29日)

月日 メーカー名 機種名 ゴト状況
12月29日 ロデオ モンスターハンターZS 電波・電磁波ゴト(未遂)
12月29日 サミー 化物語ZX 電波・電磁波ゴト(未遂)
12月28日 オリンピア パチスロ黄門ちゃま喝D1 不正基板
12月26日 サンセイアールアンドディ CR絶狼XX-V 磁石ゴト(未遂)
12月25日 エンターライズ バイオハザード6ZY ショートゴト
12月24日 エンターライズ モンスターハンター 月下雷鳴ZX ショートゴト(未遂)
12月22日 銀座 スーパービンゴネオS2-30 電波・電磁波ゴト(未遂)
12月21日 サミー 化物語ZX 電波・電磁波ゴト(未遂)

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セデック株式会社 中澤です。新年明けましておめでとう御座います。本年度も宜しくお願い申し上げます。第8回目の掲載になります。

本年はパチンコ業界にとって新たな転機を迎える年となりそうです。不正に関しても年々巧妙化し、ここ数年は増加傾向にありますので十分な注意と対策が必要です。ゴトは大きく「営業中に注意が必要なゴト」と「仕込まれるゴト」に分類することができます。「営業中に注意が必要ゴト」は対策品やセンサーまたは不正内容の知識を持って巡回にあたることが必要です。昨年末の記事で簡単にではありますが注意が必要な機種をピックアップさせていただきました。ぜひ年明けも継続して注意を払っていただければと思います。

そして厄介なのが、「仕込まれるゴト」です。これは不正基板やぶら下がり等のゴトで、最近では不正サブ基板を筆頭に被害が拡大しています。中古台導入での混入が多数を占めますが、被害の有無に関係なく、設置台に不正品が混入してしまっているケースも多々あります。コンプライアンスの視点で考えると、危険な状態であるのは言うまでもありません。

本年前半の機械情勢から察すると、中古台で人気機種の導入や再設置を検討されている店舗様も多いようです。その中には過去、不正被害の出ている機種も少なくありません。専門的な点検が必要だと感じた場合は、我々の出来る範囲で点検の知識などをお伝えすることもできますので、ぜひ弊社までご連絡いただければと思います。その際「PiDEAを見た」とお伝えいただければ幸いです。弊社のサイト「MAX BARRIER(マックスバリア)」で点検方法等を配信しておりますが、サイトの閲覧やサービスの問い合わせは弊社までご一報ください。

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セデック株式会社

1996年創立。創業以来、安心・信頼して遊技できる遊技環境の構築のため、パチンコホールで遊技台検査を実施してきた。また、ゴト行為などの不正対策としてセンサー類や防護品を提案し、多くのホールで活用されている。

http://www.sedec.co.jp/index.php

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