従業員が台を開けたその瞬間!釘曲げゴトの仕事は早い/セデック

2016.08.31 / 連載

毎月第1、第3木曜日に連載中!「ゴト速報」第24回

月日 メーカー名 機種名 ゴト状況
8月31日 京楽産業
CRぱちんこ必殺仕事人お祭りわっしょいZ3
磁石ゴト
8月30日
メダル持ち込みゴト
8月27日 平和
CRめぞん一刻39AU
釘曲げゴト
8月27日 銀座 カイジS3
電波・電磁波ゴト(未遂)
8月26日 銀座 カイジS3
電波・電磁波ゴト(未遂)
8月26日 平和
CRめぞん一刻3H9AY
釘曲げゴト
8月23日 SANKYO
CRヱヴァンゲリヲン10
磁石ゴト



みなさん、こんにちは。セデック株式会社 中澤です。第24回目の掲載になります。今回はパチンコ釘曲げゴトについて説明します。

釘曲げゴトは、筐体に隙間を作り、針金やピアノ線をねじ込み釘を曲げる手口のことを指します。スタート入賞率を上げるためのワープ周辺の釘や、スタートチャッカーの命釘、また他入賞口の払出しなどを主に狙って曲げます。今までこの手口に対しては対策品などで防護することができました。しかし、最近流行している手口は対策品では防護できず、ホールでの監視体制がカギとなるので注意が必要です。その手口については下記をご覧ください。

<被害機種>
「CRめぞん一刻3H9AY/9AU」に集中してます。「トキオデラックス」などの羽根モノでも被害が見受けられます。

<手口>
上皿に故意にごみなどを詰まらせ、「玉が出ない」と従業員を呼びます。従業員が原因調査、対応している隙に従業員の死角から一瞬で釘を曲げます。「めぞん一刻3」では右側にあるスルーチャッカーの釘を曲げられています。

<被害地域>
2016年7月、8月
東京都 千葉県

<被害額 例>
1日約4000個

<対策>
・従業員に被害情報を周知
・上記機種のトラブル対応時のルールを決める
例:2人で対応する/台に手の届く範囲から遠ざける
・対応後のビデオチェック

上記は一例です。ホールコンデータでは異常を発見できないケースが多く、被害が相次いでいるとも言えます。また、情報を再度周知しないで、「従業員が気づいて当たり前」ととらえるのも非常に危険です。なぜなら、ゴト師は従業員をよく観察し、隙を見て、ゴトを行う。ゴト師は熟練された技術をもっています。今一度、ホール全体で情報を共有し、監視体制を強化することを強くオススメいたします。

弊社のサイト「MAX BARRIER(マックスバリア)」では自店でできる詳細な点検方法や派遣点検サービスをご用意しております。サイトの閲覧やサービスの問い合わせは弊社までご一報ください。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

セデック株式会社
1996年創立。創業以来、安心・信頼して遊技できる遊技環境の構築のため、パチンコホールで遊技台検査を実施してきた。また、ゴト行為などの不正対策としてセンサー類や防護品を提案し、多くのホールで活用されている。
http://www.sedec.co.jp/index.php

GOTO, SEDEC, ゴト, セデック, トキオデラックス, 毎月第1、第3木曜日に連載中!「ゴト速報」第24回, CRめぞん一刻3H9AY/9AU