三木流「再考!アラジンは本当にヤバいか」

2015.02.21 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは!!

38回目の連載になりました。今回は、やはり今週納品された、「アラジンA」を取り上げないといけないでしょう。さてこの機械は評価が思わしくなく、中古機相場上でも、執筆時点で20万を切っているというありさま・・・泣。SISの指標だけをみて、初期稼働が悪い、駄目だという人が多いのですが、機械評価は別として、機械特性を把握せずにこの結果をみて騒ぐ人が多い事も事実なので、少し冷静になってみましょう。

この機械打てばわかるのですが、IN枚数が伸びにくい仕様です。だって、厳密に楽しむためには、チェリーの目押しが必要ですから・・・。単チェリーか連チェリーなのか、またレア役もチャンス目なのかの判別に目押しをいちいちする人が多いと予想されます。その証拠に私のクライアントのお客様で、立ち見が出る、新台はまず空かないというお店で、実際フル稼働(13時間)したお店の初日が22900枚と、23000枚を切っていますから。こういう状況を知らずして、また自分でも触らないのに駄目な機械と判断したり、ぶん回せる「ハーデス」「ビンゴ」と比較したり・・・コンサル、関係者って無責任だな・・・と思うわけです。

あっ! だからといってこの機械がいいとか悪いとかの評価は別ですよ。この辺の話は次回お話したいとして、このような、第一リールだけではなく、第三リールも、などというように頻繁に複数のリールで目押しの機会が訪れる機械に関しては、最大で5%ほど、稼働枚数が減ることが予想されますし、実際このような機械は過去にもありました。なので、実質の稼働は、フル稼働のお店で1000枚ほど高いと判断は出来ると思います。

したがって、データだけを見て、「蒼天」よりも駄目だ、ヤバい機械という判断は危険という一例でした。機械の特性、仕組みもしっかり稼働枚数の中に隠れて含まれているという事ですね。だからと言って、決してこの稼働結果をフォローしているわけではないですが・・・汗(笑)

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三木貴鎬

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。

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