「ピータイムもとぶ店」が漂着した軽石の回収作業を協力

2021.11.10 / ホール

11月9日、沖縄県内で遊技場15店舗を中心に、ホテル業や飲食店等を運営している「ピータイムグループ」(本社・沖縄県那覇市)は小笠原諸島の海底火山噴火により近隣の大浜海岸に漂着した軽石の回収について、本部町役場・農林水産課に申請し、作業の協力を開始した。

小笠原諸の海底火山噴火は8月16日に観測され、「 福徳岡ノ場ふくとくおかのば 」から噴火された大量の軽石が2か月間をかけて、奄美大島や沖縄本島に流れついた。噴火の被害は甚大で、漁業関連では、生けすの養殖魚が水質環境の変化や、軽石を吸い込むなどをして多くの魚が死んでしまったり、漁船のエンジンに軽石が詰まるトラブルが発生している。観光業では、港に大量の軽石が流れ込み旅客船が運行できず、離島生活者の足に影響がでている。経済的問題だけでなく、周囲の環境生物への影響や二次被害など長期的な問題視をされている。

 

ピータイムもとぶ店(本部町)で働く社員が作業員となって回収作業はスタート。海岸や消波ブロックに打ち上げられた軽石をスコップとバケツですくって回収しており、ホール営業をしながら交代で2〜4人体制で行う。協力する期間については未定で、状況をみながら回収の必要がなくなるまで作業を続けるていくが、ひとまずはトン袋10袋分の回収を予定している。回収した軽石は近隣の駐車場の端で保管されており、役場の方針にしたがって処理されていく。

ピータイムもとぶ店の上原司店長は、「昨日まではまったくなかった軽石が、今朝になって大量に押し寄せてきた。近隣の養魚センターが対応に追われていたので、少しでも力になりたいと思い協力を申し出ました」とコメントしている。

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