「P北斗の拳9闘神」現市場最高峰の出玉性能を有しているぞ

2021.11.08

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#220


今週の紹介機種は「P北斗の拳9闘神」
12月5日導入開始予定
メーカー:銀座
目標25,000台予定

 


過去30年間市場を賑わせたCR機がもう間もなく市場から消え、最後の時を迎えようとしている。

「真・北斗無双」は2016年にMAX機の撤去が行われて以降5年間のパチンコ市場を最前線で牽引してきた。その市場稼働もあとわずかということであり、シリーズ機の世代交代は今回紹介する「北斗9」が引き受ける形となる。

「北斗無双」撤去の際には「Re:北斗無双」がリリース予定となっているがスペックがまったく異なるものとなり、出玉性能で市場牽引をしてきた背景がある以上は現市場最高峰の出玉性能を有している本機が継承することとなるだろう。


スペック


そんな本機はハイミドルとなっており、基本スペックは表を確認してみよう。 

《基本スペック1》
通常時大当り確率 約1/319.7
RUSH時大当り確率 約1/29.5
RUSH仕様 2種転落STタイプ
RUSH突入率※初当り時振分 約59.4%
RUSH突入率※初当り時時短突破含 約66%
RUSH継続率 約81%
RUSH転落確率 約1/105.1
特図1出玉・比率 450個+40個・100%
特図2 MAX出玉・比率 1,500個+120個・100%
遊タイム 非搭載
時速獲得出玉 26,000個

 

《大当り振分 特図1》
ラウンド数 出玉(払出) 移行状態 振分
3R 約450個+約40個 RUSH 59.4%
3R 約450個+約40個 特図2時短1回+残保留4回 40.6%

 

《大当り振分 特図2》
ラウンド数 出玉(払出) 移行状態 振分
10R 約1,500個+約120個 RUSH 100%

 

現市場のトレンドとなっている、RUSH継続率81%&ALL1500個をベースとしたものとなっており、「ガンダムUC」の初当り時の3,000個と若干の出玉速度を落としているが、突入率及び出玉は“+α”の仕様だ。※おおよそ「天才バカボン」と同等の出玉速度。

本機の特徴の一つとなる初当り時のRUSH突入率は振分こそ「ガンダムUC」の60%に僅かに満たないが、非突入時にも時短1回+残保留の突破チャンスがあり、約15.8%でMAX出玉&RUSHを獲得可能となっている。そして、もう一つの特徴として大当り出玉を7個賞球フロックにより底上げしており、実獲得でおおよそ1Rにつき10個が期待できるのでRUSH中は実獲得約1,500個が連荘する仕様だ。


演出


シリーズを踏襲したものとなっており、『ラオウ編』のみの馴染みのある演出となっている。シリーズお馴染みの新ギミック『フレネルVISION』は『シェイクVISION』のように液晶演出に近いギミックとなっており、新感覚の演出なっている。特に本機最強演出の『闘神化』は原作者監修の元で制作された迫力のある仕上がりだ。

RUSHはスペックを活かした演出仕様となっており、転落STながら過去シリーズのLOOPのように“バトル=当選or転落”となっている。演出は任意で『救世主MODE』or『覇王MODE』が選択可能となっており、シリーズのバトルを堪能できる仕様となっている。2種時短となっているのでRUSH転落後は初当り通常後に突入する突破チャンスとなる『七星チャレンジ』へ突入し、RUSH引き戻しの演出も搭載されている。

 

ポイント


本機「P北斗の拳9闘神」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』となる。

コンテンツは前述した通りに「北斗無双」からの移行が重要なので、あえて相乗効果を高めるように“共闘”させる訴求が良いだろう。そして、スペックに関しても、「北斗無双」とのスペック比較も“共闘”させるという観点では効果的。決してスペックとして「北斗無双」に劣るばかりのものではなく、出玉やRUSHまでのフローの速度は断トツに本機に優位性があるので、現市場では刺さるユーザーは少なくない。


12月1月と新旧転換時期ということでメイン機が乱発される予定となっている。この中で頭一つ抜きん出た機種が出てくるのか? それとも稼働分散にてすべての機種が一定のニーズを維持するのかは不明ではあるが、これだけのメイン機のリリースがあれば旧規則の撤去による離反はおろか、市場は大いに盛り上がることだろう。(……と言うより、これで盛り上がらなければ先行きが不安過ぎる……)

どこまでいっても機械はハード部門であり、遊技環境や広告のソフト部門がハードを活かすには必要不可欠。ホールの取組には一段と注意しなければならない時期だ。

SH@CK, SH@CKの新台講座, P北斗の拳9闘神