ついにSH@CK氏の新台ガチ分析データがWEBに登場!
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業界でも定番となるシリーズ機が溢れてきたことで、シリーズ機のナンバリングを冠する展開の他にスペック違いの展開も多くなってきた。
パチンコはハイミドルからライトへの変更がほとんどであったが、ライトミドルを挟むことも少なくない。パチスロに関してはパチンコとは異なり下地を同じくしてのリリースができないこともあり、パチンコほどのリリースはないものの一定のスペック変更機がリリースされている。
本機は2019年12月にリリースされたシリーズ機に非常に近いものとなっており、前身が今の市場でも現存していることもあってスペック違いに映る可能性が高いが、スペックはもちろんのこと、コンテンツとなる原作もまったく別物のシリーズ最新作となっている。前作の高実績に続き、本機にも大いに期待したい!
そんな本機のスペックを確認してみよう。
《基本スペック》 | |||||
設定 | BB確率 | RB確率 | 合算確率 | RUSH確率 | 出玉率 |
設定1 | 1/311.5 | 1/457.0 | 1/185.2 | 1/537.3 | 97.9% |
設定2 | 1/306.4 | 1/438.2 | 1/180.3 | 1/519.9 | 98.9% |
設定3 | 1/287.0 | 1/474.7 | 1/178.9 | 1/493.3 | 100.1% |
設定4 | 1/250.7 | 1/414.4 | 1/156.2 | 1/433.3 | 105.5% |
設定5 | 1/225.3 | 1/479.9 | 1/153.3 | 1/378.0 | 108.6% |
設定6 | 1/212.3 | 1/375.3 | 1/135.6 | 1/357.6 | 110.5% |
《通常・AT仕様》 | |
50枚ベース | 約37G |
仕様 | 疑似ボーナス突破型 |
AT仕様 | 押し順※一部1ST図柄目押し・約2.6枚/G |
ボーナス抽選 | Missionクリア※ゲーム数・レア役・ベル連でMission抽選 |
ボーナス仕様 | BB:ベルナビ10回・RB:ベルナビ5回 |
RUSH抽選 | 特殊ボーナス・ボーナス中7揃い・BB後高期待度前兆後ジャッジ成功 |
RUSH仕様 | リアルゲージバトル・10勝後、上位ATへ昇格 |
上位AT仕様 | LOOP89%1SET10G+α |
天井仕様 | RB6連続後の7回目が特殊ボーナス・BB&AT間808GでBB+RUSH |
上記の基本スペックより前作とは大きく異なり、「番長3」「オバロ」のように連続演出がショートCZとなっており、その間での入賞役によりボーナス抽選を行う仕様となっている。
基本的にはレア役やベル連により連続演出抽選を行うが、失敗後は連続演出集中状態もある。有利区間移行後“33G/66G/99G”でのゲーム数の抽選もあり、100G間でゲーム数により約90%で連続演出に当選する。
RUSHは同シリーズ「AO」のCZの様に“バトルパート”と“引き戻しパート”に分かれており、複数回の引き戻しを繰り返して敵機を撃破する仕様となっている。バトルは可視化された保留玉を模したものを毎ゲーム消化し、保留玉により成立役に応じて双方のダメージへ影響する。
保証ゲーム数となるシールドや上乗せの役割となる「BURST」により、ダメージを蓄積させる仕様となりバトル勝利時は展開により報酬が変化する仕様となっており、報酬は攻撃特化となる「BURST」を獲得するものとなっている。連続演出、バトル、引き戻し、特化ゾーンなど多くの場面にてメイン役であるベルを引き続けることが展開を有利にする仕様となっている。
演出は、シリーズ機とは大きく異なるゲームフローとシリーズ初となる「アネモネ」を主人公とする原作であり、世界観もある種のパラレルワールドとなることから演出は完全新規のものといってもいい。上位ATでは過去シリーズのメインヒロインであった「エウレカ」とバトルを繰り広げるなどシリーズ機ではなかった世界観となっている。
連続演出がCZとなっており、連続演出により入賞役による期待度も変化し、シリーズお馴染みの6択演出も発生する。RUSHはリアルゲージバトルかつ約70%の引き戻しを繰り返す仕様となることからレバーによる抽選演出が目まぐるしく行われる仕様だ。
本機「S ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン HIーEVOLUTION」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』だ。
一般の人にとってコンテンツとの接触機会は遊技機しかないという場合も多い。遊技で掘り下げて興味をもってもらうためには、劇場版で放映された実際の映像やシーンが本機でいかに表現されているかの訴求が効果的となるだろう。
アネモネはシリーズでも人気の高いキャラであり、好戦的な性格を彷彿とさせるリアルゲージバトルが採用されている点はファンからすればマッチしている。「アネモネ無双」とも呼べるゲームフローは、ある意味で効果的にスペックを訴求するかもしれない。
あらゆる場面でメイン役となるベルが重要になるゲーム性は、現在市場を牽引している「番長3」に通ずるものがあり、ゲームフロー解説の例えとして「番長3」を使うと分かりやすく、効果の高い訴求方法となるだろう。
いよいよ有利区間3000Gを一定数活用したゲーム性がリリースされてきており、本機も、低純増ながら完走可能なゲーム性はもちろん、そのトリガーとなるハマりからの天井恩恵など、スラッシュを使わずに低ベースを実現したゲーム性となっている。そうしたバランスを考え抜かれた機種として市場を盛り上げることに期待したい限りである。