大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「PF機動戦士ガンダムUC」

2021.07.19 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#204


今週の紹介機種は「PF.機動戦士ガンダムユニコーン」
8月1日導入開始予定
メーカー:SANKYO
目標20,000台予定


世界に誇るジャパニメーションの代表といっても過言ではない「ガンダム」シリーズ。これまでパチンコとして複数機種が登場してきたが、題材は〝ファースト〟「Z」「逆襲のシャア」と数あるシリーズ作品の中でもかなり限定的かつ古めのものだけである。
そんな中、現時点で1番知名度があり興味を持つ層が多い作品は、間違いなく本機の題材「UC」となるだろう。

これは作品の人気という意味だけではなく、お台場に実物大立像が設置されている点が大きい。そもそも実物大の機体に選ばれた理由からして他シリーズとは一線を画したシリーズなのだろう。
そんな日本を代表する「ガンダム」の中でも上位のコンテンツがパチンコに登場することで、幅広いファン層の集客につながると大いに期待したい!


スペック


本機は業界初となる連荘回数で変動速度が変わる新機能を搭載したバトルタイプ風1種2種混合機。基本スペックを確認してみよう。

基本スペック
通常時大当り確率 約1/319.7
RUSH仕様 1種2種混合バトルタイプ風
RUSH時実質大当り確率 約1/41.1
RUSH転落確率 約1/153.7
RUSH突入率(振分) 特図1:60%/特図2:100%
RUSH継続率 約81%
MAX出玉 特図1:3000個/特図2:1500個
MAX出玉比率 特図1:20%/特図2:100%
時速獲得出玉 約38000個

 

大当り振分
特図 ラウンド数 出玉(払出) 状態移行 振分
特図1 実質20R 約3000個 RUSH 20%
3R 約450個 RUSH 40%
3R 約450個 通常 40%
特図2 10R 約1500個 RUSH 100%

本機の特徴に「3000FEVER」という初当り振分が搭載され、これは初当りの10Rの後さらに10R1回が保証されて20R分=3000個の大当りとなっている。

本機のRUSHは2種の小当り抽選となり、大当りに繋がる小当りと時短終了の契機となるV入賞できない小当りでRUSHを構成している。これにより小当り当選時は、大当りorRUSH転落とバトルタイプ風の見せ方ができるようになっている。

ちなみに初当り時の3000個大当りの仕組みは、時短の終了条件が通常のRUSHと違うことで実現されている。
通常のRUSHでは転落小当り当選の時点で時短が終了するが、初当り10R後は転落小当りを規定回数当選するまで時短を終わらせない仕様となっており、現実的に時短終了よりも早く大当りに繋がる小当りが当選でき、計2回分の10R当りを確約している。

また通常のRUSHでは転落小当り当選で時短が終了し一旦リザルト画面となるが、通常時に戻ってから残保留を消化。1種2種混合であるため、この残保留も約1/41.1で抽選されている。

RUSH中のSAは2~3連目がSA24程度だが、4連目以降はSA57へと切り替わる新機能を有し、1分待たずしてMAXラウンドを繰り返す非常に速い仕様となっている。


演出


「UC」の主役機ユニコーンガンダムは他作品とは異なり〝変形〟〝変色〟により機体がパワーアップする設定があり、この原作設定を活かした演出が特徴だ。具体的には、当選期待度に合わせてギミックが変形し、さらに赤<緑で色が変わるほどチャンスを示唆する。

初当り時は7図柄での当選で3000個獲得となるため、当選フローにも熱くなれる仕様。

RUSH中は基本的には高速消化となっており、転落時も非常にあっさりした仕様となっている。


ポイント


本機「PF.機動戦士ガンダムユニコーン」の訴求ポイントはコンテンツ&スペックとなるだろう!

本機のリリースにあたり、SANKYOがプロモーション面でメディアミックス展開を非常に強く行なっている。10年ぶりに解禁されたTVCMがすでに放送され、実機リーチ映像などを公式You Tubeで公開、さらにアニメの無料配信も行われた。

〝ファースト〟から続く「宇宙世紀」で展開される本作品は「逆襲のシャア」の数年後が描かれている。しかし本作の映像化は「逆襲のシャア」公開からかなり時間があいているため、「聞いた事はあるが見た事がない」という方が多い印象だ。
そのため、SANKYOの試みに乗っかる形でコンテンツの訴求をするのが効率的。
来年には「UC2」の公開も予定されているので、原作に触れてもらうための誘導が長期稼働に繋がるだろう。

そしてスペック面では「初当り20%で3000個+RUSH」という大きなインパクトがある上、市場トレンドである「RUSH突入率60%」「RUSH継続率81%」「ALL1500個」「時速」と盛り沢山なので、フレーズでインパクトを植え付けるような訴求で効果的にアピールしていくべきだ。


本機は間違いなく今年のお盆時期で最大のメイン機となり、現在大人気の「牙狼」との回遊も強くなるだろう。

2022年1月31日のX-DAYまで残り半年となり、そろそろ着地へ向けた機種構成を考えなければならない。X-DAYを迎えた時、市場に残る新規則機からユーザーが飛んでしまっていればいよいよ業界終焉だ。そんな状況を作ってしまわないよう、どんな機種においても遊技環境の整備には十分に注意をして欲しい。

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