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2018年2月の規則改正から早3年、改正により一番影響を受けているスペックはAタイプである。遊技機開発そのものが進んでおらず、3年間でリリースされた機種数は少ない。そんな中、先日行われた経過措置延長により、ほとんどの機種が2022年1月末まで使用可能となった。その上、さらに一部は2022年の4月前後まで使用可能となっている。一部に該当するスロットはいわゆる5.9号機であり、その多くがAタイプである。
どちらにせよ、時期が来たら新規則機に入れ替えていかなければならない。その一番の障害となっている機械性能が上回る旧内規機種の存在だ。開発状況及び移行時期が難しい分野としてAタイプへの取り組みは業界マターとなっているが、本機はその状況下でかなり早い時期の対応となり、これからの入れ替えに希望を持たせるという観点で、高実績になる事を期待したい。
そんな「S新ハナビ」は5号機シリーズを踏襲したA+RT機となっている。それでは基本情報を確認しよう。
基本スペック | ||||
設定 | BB確率 | RB確率 | 合成確率 | 出玉率(完全手順) |
① | 1/277.7 | 1/356.2 | 1/156.0 | 98.1%(102.0%) |
② | 1/268.6 | 1/331.0 | 1/148.3 | 99.9%(104.0%) |
⑤ | 1/256.0 | 1/306.0 | 1/139.4 | 102.3%(106.5%) |
⑥ | 1/248.2 | 1/280.1 | 1/131.6 | 104.6%(109.0%) |
通常・AT仕様 | |
50枚ベース | 約44G |
BB獲得枚数 | MAX202枚 |
RB獲得枚数 | MAX112枚 |
RT仕様 | 二段階RT |
RT突入契機 | BB終了後 |
多段階RT移行仕様 | 一段階RT中に二段階RT突入 |
一段階目RT詳細 | 最大20G・RT純増0.3枚 |
二段階目RT詳細 | 20G固定・RT純増0.6枚 |
本機は、5号機シリーズよりもボーナス確率と50枚ベースを上昇させた分獲得枚数を調整したものとなっている。技術介入要素は増えており、メインの技術介入であった二段階RTとBIGの対応手順は同様となっているが、RB中は8ゲーム間毎ゲームに技術介入が必要となっている。
RB中の技術介入難易度は3段階となっており、第一停止の場所により難易度が異なり、難易度に比例して程獲得枚数が上昇する仕様となっている。左1ST時はフリー打ちで約71枚となり、右1ST時は左リールで“3連ドンちゃん”を狙う事により約89枚となり、中1ST時は全リール上下段へ1コマ目押しにて“氷”を狙う事によりMAX112枚の獲得となる。
シリーズ機同様にリール出目による演出がメインとなっており、配列もシリーズを踏襲したものとなっている。新要素として“赤七”中段からチェリー役のフォローが可能となり、DDTの箇所が増えた事により堪能できる出目が大幅に増した仕様となっている。
リール下にあるミニ液晶では追加要素となるRBフローの説明の確認が可能となっており、PUSHボタンにて“入り目”の確認とアプリ“ユニメモ”連動要素も搭載されている。
本機「S新ハナビ」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』となるだろう。コンテンツは現役稼働中のシリーズであるため、多くのシリーズ機が現存状況にて差別化を図り低実績に終わった経緯を考えると、共存を目指す方が実績は出る傾向にある点に注意が必要となるだろう。その点を考慮して、スペックも含めて大きく訴求する事を控える方が良いだろう。
Aタイプの大きなゲーム性となる遊技環境を整える事が共存を目指す近道となる。だが、5号機シリーズで設定差の大きかったBB中のハズレ確率は同程度の確率となっているものの、本作は“ハズレ役”となっている点に注意が必要だ。他小役同様の払出がある仕様となるので履歴での確認は出来ない点を考えると、一定の稼働がなければアピールには繋がらない。