オリンピック期間中も旧規則機の入替え撤去継続を要請/日工組&日電協

2021.04.14 / 組合・行政

4月12日 、日工組と日電協はホール関連4団体(全日遊連、日遊協、MIRAI、余暇進)に対し、オリンピック期間中も入替え撤去を継続し、11月末までの完全撤去に努めるよう要請した。

日工組と日電協が連名で発出した「オリンピック期間中の旧規則機計画的撤去について」と題する文書によれば、「業界の総意で自主的な取組みとして、総力を挙げて決議事項の遵守の徹底をお願いしているところ。しかしながら、規則改正に係る経過措置の延長やコロナウィルスの影響、市場環境の悪化など 様々な要因も伴い、遅々として旧規則機の入替が進んでおらず、本年11月末の全面撤去に向けて強い意思と危機感をもって対応しなければ完遂することができない」とした上で、「特に、昨年5月に21世紀会で決議した『旧規則機の計画的撤去』におけるオリンピック・パラリンピック(以下、オリンピックという)期間中の扱いについては、遊技機それぞれのタイプ別に『オリンピック期間中を考慮し順次撤去』または『オリンピック期間を除く』となっている。本年2月末時点での遊技機の設置の状況は11月末までに撤去すべきパチンコの台数が、約89.6万台(撤去進捗率:62.7%)であり、うち『海シリーズ』だけでも33万台以上となる。パチスロにおいては、約75.9万台(撤去進捗率:51.0%)であり、うち『ジャグラーシリーズ』だけでも約26万台となり、パチンコ・パチスロいずれも約1/3が、それぞれのメーカー1 社にかかる負担となっており、これらの入替え撤去が短期に集中した場合の対応が非常に懸念されている」と具体的に指摘。

「上記の現在状況を踏まえると、11月末までに全ての旧規則機を撤去するためには、オリンピック期間中も、旧規則機の入替えを行わなければならない状況下にあると考えざるを得ない。各ホール団体並びに傘下のホール経営者の皆様におかれては、これらの状況をご理解いただき、オリンピック期間においても、入替え撤去を継続し、11月末までの完全撤去にご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます」と結んでいる。

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