大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「S青の祓魔師」
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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#182
今週の紹介機種は「S青の祓魔師」
3月7日導入開始予定
メーカー:平和
目標2,000台予定
集英社ジャンプスクエアにて2009年より今もなお連載中となる「青の祓魔師」が、遂に業界入りとなった! 2011年には日曜日夕方の時間帯にてTVアニメが放送され、2016年には2期も放映された。その他メディアミックス展開も広く行われたコンテンツとなる! そんな本機のセールスポイントはコンテンツもさることながら、スペックが今までにない仕様となっている。現内規では過去機種をオマージュする事がデフォルトとなっており、幅広いスペック開発が制限されている状況の中での新仕様で、市場活性化に一役買う事を期待したい!
スペック
そんな本機は高純増ATとなっている。それでは基本情報を確認しよう。
基本スペック | |||
設定 | CZTT初当り確率 | RUSH初当り率 | 出率 |
① | 1/518.7 | 1/1090.6 | 97.6% |
② | 1/489.1 | 1/919.3 | 99.0% |
③ | 1/464.4 | 1/806.4 | 100.1% |
④ | 1/451.1 | 1/696.6 | 101.8% |
⑤ | 1/447.8 | 1/590.9 | 104.1% |
⑥ | 1/366.2 | 1/342.4 | 107.0% |
通常・AT仕様 | |
50枚ベース | 約51.5G |
CZ(AT)純増 | 約5.0枚 |
CZ(AT)仕様 | 約10枚継続・蓄積ポイント抽選(約44.1%〜70.5%) |
AT仕様 | 1ST 二色目押し押し順 |
RUSH仕様 | ナビ回数&転落回避2パートAT |
RUSH期待枚数 | 約873.6〜360枚 |
天井仕様 | 666G |
上記の基本スペックを見ると、高ベース高純増のCZ突破型となっており、CZは高純増機とは異なりRUSHを賭けたジャッジバトル中が純増を落としたAT状態となっている。
通常時は他類型機種同様にポイントを貯めて、CZ突破期待値となるカウンターを上昇させるフローとなっている。そして、RUSHは2パートATとなっており、前半パートは10or15or20回のナビ回数に到達するまで継続し、レア役等でナビ回数の上乗せを行う。
後半パートはハズレ・リプレイ成立時のみ転落抽選を行い、レア役等で前半パート復活抽選を行っており、転落しない限り継続する仕様となっている。そして、転落時には継続ジャッジゲームへと移行し、ベルの択当てにて前半パートへ復活する。
RUSH中はベル10回毎にジャッジゲーム復活(全ナビ)のVストック抽選をおこなっており、前半パートで必ず10回以上が選択される事に合わせ、後半パートは約1/1.3で成立するベルを引く限り転落抽選は行われないので出玉及びVストック抽選を受けられるガチレバー仕様となっているのだ!
RUSH初当りに関しては規定ゲーム数による直撃抽選も存在し、設定⑥に至ってはCZAT確率よりもRUSH確率の方が上回っているのは直撃当選が優遇されているからとなる。
演出
通常時はフローとなるポイント獲得の演出とカウンター上昇がメインとなり、RUSH中はスペックに寄ったベル中心とした演出が多くなっている。コンテンツ的な演出は開発社特有の掘り下げの少ないものとなっており、ゲームフローが単調となるので各演出の信頼度なども幅は少ないものとなっている。
ポイント
本機「S青の祓魔師」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』となるだろう。コンテンツは業界初コンテンツとなるので、集英社作品且つ10年以上も連載している知名度の高いものである事を訴求する程度で良いだろう。
作り的に本機の遊技から原作ニーズへの逆輸入は余り期待出来ないので、遊技価値を見出す事が重要となる。そして何より、スペック訴求こそが本機のポイントとなり、AT9.0枚の超高純増機では少ない複数回数の突破型では無く1戦のみのカウンター数値依存となっており、見た目上のハードルは少なく感じる仕様となっている。
そして、RUSH終了条件は後半パートにて転落抽選に当選しない事となり、約1/1.3のベルを引き続ける限り15枚と継続が獲得出来る仕様且つジャッジではベルの入賞で復活する6号機では希少な“ガチレバー系”である点を訴求する事がポイントとなるだろう!
6.1号機内規による/AT初リリース機となる「S政宗3」の初動が出たが、かなり厳しい数値となっている。単価やMYなどのスペック性能としては他6号機を凌駕する数値となっているものの、市場ニーズを傾けるには未だ時間を要する状況となる。
シリーズの残存状況などの背景があるので、/ATの評価をここで断ずる事は危険だとは思うが、X-DAYとなる今年の11月30日までの供給状況等を考慮すると、本機のような現在からリリースされる機種が市場に残っていることはほぼ確定的となるだけに一定の業績には期待したい!