名古屋市中川区で営業する二つのホール「KEIZ中川運河店」と「マリオン花塚店」が合同で地域清掃活動を行っていることがわかった。徒歩2分の距離で隣り合っている、いわば競合店舗の間柄となる両店によるこのコラボレーションはどのようにして実現したのか。
KEIZ中川運河店の店長であり、「スーパーKマシン」(@heisei_saka)の名で平成観光発の店長ユニット「Twitter四天王」としても活動している、坂本店長に話を伺った。
「もともと店舗の外周清掃は行なっていたのですが、ある日たまたま掃除が早く終わったので、その足で近隣の住宅街まで移動して清掃を続けていました。そうしたら偶然、マリオン花塚店のスタッフさんが地域清掃を行っているのをお見かけしました。後日、気になってマリオン花塚店店長さま宛にお電話したところ、お互いに地域に貢献したいという気持ちは同じだということがわかりましたので、清掃を一緒に行いませんか?と持ちかけました。実際にやっていただけるのか、多少不安もありましたが、マリオンさまに温かくご快諾を頂いたので、それ以来毎週日曜日の夕方に合同で清掃を行っております」
活動を始めて3カ月が経ち、地域の方に声をかけてもらう機会も増えているという。
マリオン花塚店の店長は「もともとレートなど営業形態が異なるということもありますが、同じ地域で営業をしておりますから、それがなくても地域清掃を共同して行うというアイディアには賛成だったと思います」と語った。コロナやシフトなどの都合がつけば、両店舗でボウリングなどの懇親会を、といった話もあるという。
法人の垣根を超えて協力し合う様子はユーザーや地域に向けた大きなアピールとなるだろう。