大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Sアイムジャグラー」
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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#169
今週の紹介機種は「SアイムジャグラーEX」
12月13日導入開始予定
メーカー:北電子
目標55,000台予定
5号機を象徴する機種と言えるほどのシェアを持つ『ジャグラーシリーズ』がいよいよ6号機でリリース開始!
コロナの影響もあり販売が延期されていたが、ついに12月中旬より随時導入されて行く。
4号機の時代でも人気があったものの、5号機となってからは人気がより顕著になリ爆発的にシェア拡大。10年以上もの長い5号機時代のうちに増えに増え、実に36万台もの市場シェアを誇る。
現時点では、その台数すべてを2021年11月30日までには6号機へと移行させなければならない予定だ。
5号機から6号機へのシリーズ移行は困難を極めている状況もあるが、「バジリスク絆」のように一定の実績を出しているケースも存在している。「ジャグラー」にはシリーズを通して6号機時代でも市場を牽引する事に大いに期待したい!
スペック
本機は当然ながらシリーズを踏襲したAタイプだ。5号機アイムと比較しながら基本情報を確認しよう。
基本スペック | ||||||||
SアイムジャグラーEX | 5号機アイムジャグラーEX | |||||||
設定 | BB | RB | 合算 | 出率 | BB | RB | 合算 | 出率 |
① | 1/273.1 | 1/439.8 | 1/168.5 | 97.0% | 1/287.4 | 1/455.1 | 1/176.2 | 95.9% |
② | 1/269.7 | 1/399.6 | 1/161.0 | 98.0% | 1/282.5 | 1/442.8 | 1/172.5 | 96.7% |
③ | 1/269.7 | 1/331.0 | 1/148.6 | 99.5% | 1/282.5 | 1/348.6 | 1/156.0 | 98.7% |
④ | 1/259.0 | 1/315.0 | 1/142.2 | 101.1% | 1/273.1 | 1/321.3 | 1/147.6 | 100.8% |
⑤ | 1/259.0 | 1/255.0 | 1/128.5 | 103.5% | 1/273.1 | 1/268.6 | 1/135.4 | 102.8% |
⑥ | 1/255.0 | 1/255.0 | 1/127.5 | 105.5% | 1/268.6 | 1/268.6 | 1/134.3 | 105.2% |
機種仕様 | ||
SアイムジャグラーEX | 5号機アイムジャグラーEX | |
50枚ベース | 約40G(設定1) | 約34.2〜35.6G |
BB獲得枚数 | MAX252枚 | MAX325枚 |
RB獲得枚数 | MAX96枚 | MAX104枚 |
本機は5号機と比べて各ボーナスの獲得枚数が減少した分を50枚ベース・ボーナス確率・出率へと転換させ、向上させている。BR比率は各設定ごとに5号機とほぼ同じになっており、6号機の内規で最大限にシリーズを再現しつつ、合算&出率を向上させトータル的なアップデートもされたスペックとなっているのだ!
演出
シンプルな完全告知は変わらず。
もちろん3/4が後告知で、うち1/2でお馴染みの「ガコッ」の告知音が発生する点もシリーズを踏襲。
さらに進化した点としては、GOGO!ランプは「CHNCE」の文字部も光るようになり、筐体上部に追加された「JUGGLERランプ」での告知も存在する。
GOGO!ランプ周りにキャラが浮き出るなどのプレミア告知も搭載されており、BAR図柄揃い時や7テンパイ時など告知タイミングも豊富となっている。
ポイント
本機「SアイムジャグラーEX」の訴求ポイントはシリーズのブランド力&スペックとなる。
ただし、本機に関しては他の新台とは〝役割〟や〝在り方〟が全く異なる点を予め認識しておく事が必要だ。
過去のAタイプ市場では獲得枚数が少ない機種の実績は少なく、当然ながら本機に関してもその点は不安材料。だが、時代の変化となる以上は受け入れざるを得ない事であり、準備期間も限られている事からも積極的に移行へ取り組む必要がある。
他の某シリーズのように、5号機が残存している状況で6号機が登場してもユーザーが能動的に動かない可能性もあり、店舗からの積極的な誘導がない限りは厳しい結果となる恐れも。
もちろん時代が完全に移行してから再評価されてメイン機へ返り咲く機種もあるが、その可能性があったとしても、その際に必要な労力は計り知れない。さらに業界にとって最大のリスクは「メイン機シェアの崩壊」である以上、準備期間を最大限に活用して育成すべきであり、業界全体で取り組まなければいけない重要なマターと言える。
そのためにも「5号機ジャグラーとの比較」を用いた上で遊技環境を整える事が重要だ。「比較」をあえて活用するのには理由がある。
「獲得枚数の減少」は遊技すれば必ず認識できる〝明確な違い〟であるのに対し、「ベース」や「確率」「出率」はユーザーが明確に認識できない〝不明確な違い〟だからだ。
遊技環境について、「アイムシリーズ」では昔から定番の設定③⑤という〝最効率的設定〟が存在する訳だが、本機に関しても③の性能が格段に高い。良台かどうかの判断要素になる総ボーナス回数&RB回数が一気に上昇するので、出率が若干高めではあるが、いかに③を活用して遊技環境を整えられるかが重要となるだろう。
レイアウトに関しても、まずは口元に配置させてボーナス回数という〝魅せ演出〟を出しつつ、これまで同様にジャグラーシリーズの1機種として運用する事に尽力するべきだろう。
他には中リールの7図柄が5号機は2個存在していたが、本機は1個となっているので店舗によっては目押しがしやすい環境なども気にする必要があるかもしれない。
5号機ジャグラーが残っている間は育成を敬遠してしまうかもしれない。だが、6号機ジャグラーの供給量は5号機の撤去(欠損)量を遥かに下回ると予想され、対応が遅れればシェア縮小が市場全体の稼働減少につながる可能性も高い。そのことを認識した上で、将来に向けた準備を確実にしてほしい。