特定サービス産業動態統計調査3月分確報

2020.05.25 / 新型コロナ

経済産業省が発表している特定サービス産業動態統計調査の2020年3月分の確報が発表された。その中から、パチンコホールに関係する数値をグラフ化してまとめていく。

なお、この調査は業界全体の売り上げの7割程度をカバーするように事業所を抽出したものとなっており、ここでの売上高は業界全体の数値を必ずしも反映していない。

(調査対象事業者の)月間売り上げ

(調査対象事業者の)月間売り上げの前年同月比

まずは数値、ならびに前年同期比の増減で示した、2019年3月からのホール売上高の推移である。これまで多少の振れはありながらも微減傾向であったが、2020年3月に入って新型コロナウイルス感染症の影響で大幅な下落を見せている。コロナショックの本格化やホール禁煙化の影響が見られる4月期にはこれをさらに超える下落があるものとみられる。

 

(調査対象事業者の)遊技機設置台数

次に、遊技機の設置台数である。こちらは2020年3月期時点では大きな変動はない。今後、コロナウイルス感染予防対策として、営業規模の縮小や間引き営業が行われた場合、この数値にも変化が現れると予測される。

 

(調査対象事業者の)正社員数の前年同月比

(調査対象事業者の)パート・アルバイトの前年同月比

最後に、従業員数の変化を正社員とその他(パート・アルバイト等)に分けて、前年同期比からの増減(単位:%)で示した。正社員は微減、その他従業者は微増の傾向が見られる。コロナウイルス感染症の影響を受けた人員の見直しは、3月期時点ではまだデータには現れていないようである。

 

元データ:特定サービス産業動態統計調査 - 経済産業省

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