ジャパンニューアルファの二部制営業はどのように行われていたか(動画あり)

2020.04.10 / 新型コロナ

 7都府県に対し緊急事態宣言が発令された4月7日から、さかのぼることおよそ2週間。

 3月23日、神奈川県厚木市にある「ジャパンニューアルファ ティアレ店」では、いち早く新型コロナ感染拡大防止の観点から二部制営業を始めていた。その二部制営業がどのように行われているか、同店店長を取材した。

 同店の二部制営業は、1日の営業時間を

1部 09:00〜16:00
休憩 16:00〜18:00
2部 18:00〜22:45

として、来店客には休憩の時間に一時退店してもらい、遊技ができる時間帯を2つに分けたものだ。

 

 休憩中にはパチンコ機のガラスやハンドル、パチスロ機のスタートレバーやボタン、椅子や床、自動ドアやトイレまで、ユーザーが触れる場所の徹底的な消毒を実施。万全の状態を整え、2時間後の18時から二部の営業を開始する。

 他店舗でも実施されている内容ではあるが、営業中はユーザーがいることで、どうしても消毒できない場所もでてくる。そうした部分をどうにか解決できないか、ということがこの二部制営業の発端となった。

 二部制営業を始めた理由を、店長の柳谷さんはこう話す。

「お客さまの安心・安全が最優先。パチンコ業界は、世間の状況が悪くなると何かにつけて引き合いに出される。お客さまに、同業他者よりも自店をアピールしたいという部分はもちろんあるが、こういう状況下だからこそ、自分たちにできることは何なのかを考えた結果、二部制営業に踏み切った」
 
 緊急事態宣言の発出により、多くの事業者が休業を余儀なくなれている。新型コロナウイルスの感染がなくなったとしても、その後に仕事がなければ生きていけない。まず感染をおさえることはもちろんだが、それと同時に生きていくための行動としてなにができるのか。すでに二部制営業は終了しているが、ジャパンニューアルファティアレ店の行動の早さに、世間からの見られ方と、その中でも生き抜かなければならないパチンコ店のあるべき姿勢を見た。

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