【金曜】ド底辺ホール復活プロジェクト
コンサルティングの現場より(260) 嘆く時間があるなら、動け
皆さん、こんにちは。アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社の林です。どのコラムも記事もほとんどすべてが新型コロナウイルスに関することばかりで少し辟易、という方も多いと思います。
しかしそのような緩んだ気持ちを一変させるような事態となりました。「7都府県への緊急事態宣言の発令」です。この件については様々な媒体にて解説もされていますのでここでの詳細な記載はせず、営業面のお話をしたいと思います。
(※編注:本原稿執筆後、愛知県で緊急事態宣言を発出すると発表がありました)
7都府県のパチンコ店は、その自粛要請業種として名前が挙がったこともあり、多くのお店で4/7(または4/8)からの休業に踏み切りました。もちろんこのニュースは全国放送がされたこともあり、対象地域外の遊技客についてもその心理面で大きな影響を与えることとなっています。実際、対象地域外でも大きな稼働の落ち込みが見られています。
これはSWOT分析における外部要因の「脅威」です。脅威は全てに等しくかかることであり自分たちの努力で何とかできないものです。だからこそ、この外部環境に適応した施策が求められます。
① 脅威の影響を最小限にできないかを考える
脅威によってもたらされるマイナスの影響をできるだけ最小限にしようとする行動です。
今回の新型コロナウイルスに関して言えば、「安心、安全のアピール」になると思います。通り一遍の施策ではなく、目に見えるアピールでお客様にお伝えすることも有効です。
全国にはいろいろと独自の対応をしているお店があります。一例を挙げると、
・偶数日は偶数台番、奇数日は奇数台番のみ電源オン
・入口でスタッフが直接お客様にアルコール消毒
・手書きのメッセージ付きのおしぼり配布
・景品カウンターにアクリル板
・女性専用喫煙室
などがあります。
(詳細はこちらで記事にしています。https://www.ab-c.jpn.com/6109)
② 驚異の影響を機会で活用できないかを考える
脅威によってもたらされた現状を、別のなにかの「機会」に変える行動です。
今回休業するお店、また残念ながら客数減少となっているお店においては「空き時間」がもたらされたとも言えます。これまでシフト勤務ということもありどうしても集まることが難しかったのですが、今回集まって話をする、打ち合わせをする時間が得られたことだと思います(もちろん「3密」は避けながら)。
一つの視点として「教育時間確保の機会」ができたといえます。小規模の勉強会、研修の開催が出来ます(オンライン研修も可能です)。
今回の新型コロナウイルスの影響は脅威ですが「機会」と捉えることもできます。
・変わるキッカケという機会
です。
これまで当たり前に行ってきたことが通用しない、だから別のことをするキッカケになっています。
・解決法があるなら悩むだけ時間の無駄、すぐ動け
・解決法がないなら悩むだけ時間の無駄。違うことをやれ
嘆いていても何も得られません。
行動を始めましょう。
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【緊急開催】危機的状況に対応するためのオンライン相談会のお知らせ
新型コロナの影響が甚大となっています。
そうした中で営業に関するご相談が急増していますが、移動の自粛などもありなかなか難しい状況です。そこでTwitterでオンラインの相談会にニーズがあるかどうかをアンケートしたところ、約36%の方が興味を持たれていることが分かりました(また、14%は対面での相談を希望です)。そこで、Zoomを活用してWEBオンラインでのご相談(無料)を企画しました。
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アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社 代表取締役 林秀樹
(同社ホームページはこちらをクリック)
1972年生まれ、福井県出身。大学卒業後、遊技機販売商社勤務を経てパチンコホール企業へ。エリア統括部長、遊技機調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな調整技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。著書に「ジリ貧パチンコホール 復活プロジェクト」(幻冬舎)がある。