高橋正人「1月前半の新機種評価の裏話」

2014.12.03 / 連載

高橋正人のパチンコ運用リアル養成講座

[第26回]2015年1月前半の新機種を総括する

年も明けて、何事も「さぁこれから!」って時だが、いかんせん「いまいちパッとしない新機種」リリースになった。とは言え、「あれもダメ。これもダメ」じゃ、集客に対しての訴求が何も無い。そもそもお客様には「そんなの知らねぇよ」と言われ、来店動機が無ければパチンコ打たない事は明白な昨今、それでも何とかしなくてなならない、ホールには辛いところでもあろう。

***後半戦の【CR真・花の慶次】までの「つなぎ」***

◆まずは、「新機種導入」は必須となる。
「何も無いから買わない」と言う方向性は持たない方が良い。最悪でも「中古機」の導入は必要となる時期である。本来、新年早々の「1回目の入替」と言うタイミングは、ホールの意思表示として、それなりの新台入替はしておきたいところでもある。新台のテーマは『やはりマックス機を』と言う事になるが、現実は2機種しかリリースがない。こうなると「二者択一」となるのだが、結果としては豊丸産業「GOD AND DEATH」を選択する事となるであろう。そこそこ「西陣押しの私」にあっても、【夜王】の「ホスト主人公」のコンテンツは、男性中心のマックス機集客には難があると感じる。

まずは・・・「ごっつぁんですを買うか?どうするのか?」を決めてから、他の新台または中古機を考えるのが思考の順番である。マックス機種の中古機を考えるのであれは、北斗とヱヴァは避けておいた方が無難。11月の「めぞん一刻3」、10月の「モンキーターン」、9月の「戦国無双」等々で、近隣エリアに設置が無い機種がベター。

◆次に【ライトスペック】機種の導入の是非を問う
機種は2機種。SANKYO「真花月」と京楽「よしもとタウン」になるが、選択の根拠は「大人の都合」の領域を出ない。強いて言うならば、両方を小台数が理想であろう。重要な事は『<集客力>と<面白さ>は別の話である』と言う事。まずは「打って貰って・・・」の話で、新年1回目の入替は【来店動機】の他ならないのであって、作り込み完成度はその次の話になる。

<総評>
後半の「真・花の慶次」の導入が有るのか?無いのか?で、1月の戦術は大きく変わって来るのが難しいところでもある。<導入可能>な場合、前半戦は抑え気味で構わない。強いて「ライトミドル中心」で十分であろうと思われる。戦術の中心は、慶次導入前後での「北斗6とヱヴァ9の稼働安定化」が、店舗の真価を問われる事となる。<導入不可>の場合、前半の「マックス機」導入は必須となる事を、念頭に置いておく必要性がある。まして「2月導入」とかなるならば、1月のマックス入替は無い事となり、『【12月のヱヴァ】から、2か月も新台入替無しのMAXコーナー』じゃ、お客様もつまらないでしょうし、店の信頼も薄れてしまう事に成りかねない。

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高橋正人

パチンコ業界歴30年の大ベテラン。ホールや機械について、すべてを知り尽くしたコンサルタント。現在、有限会社トータル・ノウ・コネクションズ代表取締役社長、株式会社エル・イー・オー代表取締役社長。

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