青山真将樹「超高継続タイプスペックを応援しろ‼」

2014.05.05 / 連載

【月曜】青山真将樹のデータダイナマイトweb出張版

[第2回]超高継続タイプスペックを応援しろ‼

 オス、読者諸君、勉強しているか‼ 第2回の「データダイナマイトweb出張版」の講義をはじめるぞ‼ オレの話をこんなに沢山聞けて、ホントに幸せなヤツらだ、しっかり読んで勉強しろよ‼ 居眠りなんかしやがったらアックスボンバーぶちかますからな、わかったか‼

■いまのパチンコ市場は〝潮目の変化期〟だと思う

 今年は、パチンコの長期稼働新台が中々登場しないな。なんでだと思う?え、「メーカーが悪いから……」だと!? もう少し論理的に理由を考えろ‼ オレは、以下の3点が主な理由だと思っている。

①    昨年、一昨年に比べ定番系大型コンテンツ新台が少ない年だから。

②    実績主義に偏り過ぎて、似たようなスペックの新台が多いから。

③    新台導入時、店舗の活動量が低下しているから。

つまり、ホール&メーカーの双方が〝新コンセプト、新スペックを市場に定着させる努力を怠ってきた結果、定番機がネタ切れになった年にツケを食らっている〟ということだな。業界が真剣にチャレンジしてこなかったからプレイヤーに飽きられているわけだ。心から反省しろ、わかったか!!

■一番店は、”CRライディーン"や"CR丹下左膳"を全店1列以上入れろ‼

オイ、一番店の経営者‼ ヒット機が出なくなった現状は、メーカーの開発者だけじゃなく、お前等にもかなり責任があるぞ‼ 本来、余力がある1番店だからこそ、「新コンセプト、新スペック商品を商圏に受け入れさせる努力」を〝未来への種まき〟として行うんだよ。

余力があるなら〝確実性〟とか〝根拠〟ばかり求めるんじゃない。お前等がそんなスタンスだから、プレイヤーも〝確実性〟を求めて、「パチンコを止めていく」じゃねぇか‼ 反省しろ‼ 「エヴァンゲリオン」が昔ほど稼働しないと言うならば、一番店の地力を発揮して「CRライディーン」をロボ系コンテンツ好きに売り込むんだよ、「必殺仕事人」が出ないなら「CR丹下左膳」で時代物ファンの来店頻度をキープしろ‼ それができて初めて、「機械に頼らない強い店」と言えるだろ。両方とも超高継続スペックで、ゲーム性の部分で既存機との違いは大きい。だから、当たったらデカいぞ。機械の良し悪しを評論家みたいに語るだけじゃなくて、たまには店長に「『丹下左膳』を列導入して、お前の力量で『必殺Ⅲ』と同じくらい稼働させろ」ぐらいのハードルの高い指示を出すんだよ。一番店の経営者が、そうゆう感覚を持っていないと、商圏全体がジリ貧状態になって、数年後本当に苦しむぞ。いいか、オレの言っていることは正しいからな。余力がある経営者はちょっと真剣に考えろ‼ わかったか‼

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グローバルアミューズメント(株) 代表取締役 青山 真将樹

元 Hondaの商品企画プロジェクトリーダー。2007年とあるコンサル会社に入社。在籍6年9か月で4度の年間コンサルティング受注額1位を獲得。トップ コンサルタントとして活躍する一方、サラリーマンコンサルは業界に貢献できないと痛感。2013年12月独立。各種データを駆使し、メーカー& ホールの双方にコンサルティングを行う業界唯一のコンサルタントであり経営者。

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