青山真将樹「儲けたけりゃ、チラシに金を使え‼」

2014.05.19 / 連載

【月曜】青山真将樹のデータダイナマイトweb出張版

[第4回] 儲けたけりゃ、チラシに金を使え‼

オス、読者諸君、足元の成果はどうだ‼ 「キン肉マン2」中々良いみたいだな。無理な使い方すんじゃねぇぞ‼ 今週も第4回の「データダイナマイトweb出張版」の講義をはじめるぞ‼ オレの記事を読んでしっかり読んで勉強しろよ‼ ボーっとしてやがったらローリングソバットをぶちかますからな、分かったか‼

■ハァ、効率的な販促!? そんな話は10年早い‼

以下は、今年の1月にオレが調べた「パチスロプレイヤー 店選び情報源」のランキングだ。よく見やがれ‼

1位 店舗情報サイト……35.2% ※数字は利用率

2位 チラシ……31.1%

3位 店頭広告(POP、垂れ幕、ポスター)……19.9%

4位 パチスロ情報誌……18.4%

5位 メール……16.6%

6位 DM……13.7%

7位 店長・スタッフブログ……9.2%

※2014年1月調査 直近1ヵ月に3回以上パチスロ遊技層 回答数1000

最近は、アホなコンサルどもが「パチスロプレイヤーを確保するには、店長ブログが大事です‼」などと言っているようだが、そんなのは大ウソだ。集客の基本が分かっていたら、以下が理解できるはずだ‼

 ・不特定多数を相手に総客数をアップを狙う販促策 → マス施策(チラシ、WEB広告など)

・固定客の来店頻度を上げる販促策 → 絞り込み施策(DM,メール販促,ブログなど)

機械入替や季節性に併せて、「総客数アップ施策」「来店頻度アップ施策」を織り交ぜながら、施策に取り組むのが効果的な販促策と言える。確かに、メール・ブログなどの手軽なメディアが登場したことで、以前よりも手軽に販促もできるようになった。手軽な販促という意味では、「店長ブログ」も良いだろう。だが、飽くまでも〝総客数アップ施策+来店頻度アップ施策〟という組み合わせの中での話だ。この関係性を理解していないと、ドンドン〝オタク常連客向けの店〟になって、普通のお客様が寄り付かない店になっちまうぞ‼ 最近、そうゆう店、多くないか‼

■ブランド力の無い中小企業ほど、販促で頑張るのが基本‼

本来は、ブランド力の無い中小企業ほど、チラシなど地域に向けた販促を頑張らないと客数が減る。そりゃ、そうだ。名前が売れてないヤツほど選挙活動しないと、当選できないのと一緒だよな。つまり、売上・粗利に対する販促費率は〝大手<中小零細〟の姿が正しいと言える。だが、多くの商圏で〝大手>中小零細〟となっている。だから、大手のデカい店にドンドン客数が集まる訳だよな。いいか、オレも経営者だからハッキリ言うぞ、企業経営というのはな、「いかに金を使うか」がすべてだよ。言い換えれば、「お金を使うセンス=経営者のセンス」とも言える。〝現場の知恵を活かした業績アップ〟というのは、経営者が必要なお金を使っていることが大前提なんだよ。「お金を使わない業績アップ」とか、ある訳ねぇだろ!! お店に「お金は使いたくないけど、勝ちたいんです」という人が来たらどうする? お客様として扱えるか? まぁ、パチンコと企業経営は一緒で、「お金を使わないで、勝てますよ、、」などと、アホな誘いに乗っかるヤツは全部持っていかれる仕組みだけどな。

いいこと聞いたろ? 覚えとけ‼

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グローバルアミューズメント(株) 代表取締役 青山 真将樹

元 Hondaの商品企画プロジェクトリーダー。2007年とあるコンサル会社に入社。在籍6年9か月で4度の年間コンサルティング受注額1位を獲得。トップ コンサルタントとして活躍する一方、サラリーマンコンサルは業界に貢献できないと痛感。2013年12月独立。各種データを駆使し、メーカー& ホールの双方にコンサルティングを行う業界唯一のコンサルタントであり経営者。

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