神保美佳コラム「リングの卓上付せんセット」

2015.05.25

第29回神保美佳のマニアックコラム「展示会おみやげ品評会」

ご存知の通り、今年11月以降現在の規定で作られたMAX機は、ホールに設置出来なくなります。そんなこともあって、各メーカーともいわゆる「滑り込み商戦」に余念がないわけですが、藤商事のキラーコンテンツ「リング」最新シリーズにも、やはりMAXタイプが追加されました。

 注目の『CRリング〜呪い再び〜』は先日プレス発表会も開催され、その際配布されたのが写真1の「卓上付せんセット」です。箱には貞子…ではなく同社のマスコット「藤丸」が描かれ、中には黒い皮革調の重量感あるケースが入っていました。

 そして写真2は、ケースを開けたところ。…ふむ、確かに付せん……ですね(笑)。どこを見ても「リング」を連想させられる部分がないのは、今回専用の販促品を作らなかったということで、まぁ藤商事のオリジナルグッズの一つと考えていいでしょう。

 そういえば、このコーナー1回目にご紹介したのも『CRリング』関連グッズでした。写真3の「呪いのビデオテープ」型マスキングテープで、ビデオテープ型ケースに入ったおどろおどろしいテープに、非常に感心したものです。

 一方、貞子関連では今年2月に高尾から発表された『CR貞子3D』という機種も、販促品はケースから引き出して使う「付せん」だったのを思い出しました(写真4)。円柱型のケース上方を開けて紙を引っ張りだすと、写真のように貞子の手が描かれた付せんが次々出て来るようになっていて、雰囲気タップリ。

 偶然とはいえ、こうして見ると貞子関連は「ベタベタ」したモノが多く(笑)、ホラーに合った雰囲気というか傾向があるのかな、と勝手に結論づけております。これからも、こんなノリでユニークなモノを出して頂けたら、楽しいですね。

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神保美佳

1990年、パチンコ好き が高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一 般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に 「パチンコ大図鑑777」(白夜書房)、「パチンコ年代記」(バジリコ)など。ブログ「Pachinko MANIAC WORLD別館〜気まぐれ日記〜」も随時更新中。

 

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