神保美佳コラム「めぞん一刻のスピーカー」

2014.10.03

第12回 神保美佳のマニアックコラム「展示会おみやげ品評会」

第12回「CRめぞん一刻のウォーターイルミネーション・スピーカー」

1980年…つまり、私が高校生の頃から連載が始まり、終了後もアニメをはじめパチンコ・パチスロでも大人気を集め続けている、「めぞん一刻」。考えてみると、35年近くに渡るのですから、改めてすごい作品なんだな〜と実感します。そして先月、またまたパチンコの新作「CRめぞん一刻〜好きなのに…〜」が発表されました。

 発表会では、重量感のある箱入りグッズ(写真1)が配布され、表には「ウォーターイルミネーション・スピーカー」と書いてあります。何だか、名前だけでもすごそうなグッズが入っていることが期待できます。

 これまで、パチンコ・パチスロでは5機種ほど発表されていますが、大体いずれも販促品は写真2のような「ペアマグカップ」とか「ペアグラス」などが配られることが多く、今回のように手の込んだものは初めてではないでしょうか。…もしかして、「ルパン」で儲かったから、販促品も豪華になりつつあるのかも…などと、ついつい下世話なことすら考えてしまいます(失礼)。

 さて、先ほどのスピーカーですが、箱の中には写真3のようなセットが入っていました。説明書によれば、音響機器に接続することにより、透明な部分に入っている水が光りつつ、泡を吹き出すようになっているとのことです。透明部分にはパチンコのギミックに使われている、五代君と響子さんの横顔が描かれているのも、ニクい演出といえますね。

 では早速、私もそのイルミネーションというのを体験してみよう…と、説明書通りにまずは電源を取るパソコンを用意します(写真4)。そして、サウンド用端子を音楽出力機器に接続して…と。…ん?…。ちょっと待って下さい、説明書に書いてある「携帯ゲーム機」も「スマートフォン」も持っていないのですが…(笑)。どうしよう、どうしよう、と考えているうち、スピーカーからは「ガガガガ」という変な音まで聞こえて来てしまい、実験は中断。

 ちょっと怖いのと、もう少し環境を整えてからやり直したいということで、今回は大変ショボい結末で面目ありませんが、きっと「ちゃんとつなげれば素晴らしいグッズ」ということで、無理矢理まとめさせてもらいますので、あしからず。

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神保美佳

1990年、パチンコ好き が高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一 般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に 「パチンコ大図鑑777」(白夜書房)、「パチンコ年代記」(バジリコ)など。ブログ「Pachinko MANIAC WORLD別館〜気まぐれ日記〜」も随時更新中。

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