業界の愚痴や不安を事務所で話し過ぎていませんか?

2019.05.13 / 連載

【隔週火曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第92回「たとえば店長と役職者が業界の未来に対する不安な話ばかりをしていたら」

皆様こんにちは!株式会社kaikaの三浦真理恵です。ホールの皆様は超大型連休も終わり一段落、な頃でしょうか。

新入社員にとっては「第一次転職を考え始める期」。若手社員や中堅社員も、連休中に友人と会ったり、友人達が集まっているのをSNSで見ることで、転職を考え始める人が多いとか…。

先日エン・ジャパン株式会社さんが実施したアンケート調査「転職を考え始めたきっかけ」によると、第1位は「給与が低い」(43%)、第2位「やりがい・達成感のなさ」(40%)、第3位「業界・企業の将来性への不安」(31%)となっています。

この「業界・企業の将来性への不安」、ドキッとした方も多いのではないでしょうか。業界としてもなかなか明るい話題が少ないここ数年、業界の未来に対する愚痴や不安や心配事が多く聞こえてきます。しかし、そんな話を事務所で話し過ぎていないでしょうか?

最近、業界外への転職者が以前より増えてきている印象があります。規制の関係で出来ることがどんどん減り、こんなことやってみたい!と思ってもNGばかり。そんな中でモチベーションを保つのは難しいことです。

だからといって、たとえば店長と役職者が業界の未来に対する不安な話ばかりをしていたら、部下たちが尚更不安になるのは当然のこと。

ミーティング等でネガティブな話題を元に、「じゃあどうすれば良いか」「どんなことなら出来そうか」「限られた予算と限られた範囲でどうやるか」等を話せれば良いですが、事務所仕事をしながらの話題はネガティブな部分だけが印象に残ってしまったり、そこだけ切り取って聞かれることも多々あります。

無意識のうちに若手社員や部下たちに不安感を与えてしまわないためにも、そして今後の業界の為にも、明るい話題を見つけましょう。現場での嬉しい出来事を共有し、もっともっと生み出していきましょう。それができるのは、現場にいる皆様です。

【参考】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査期間:2019年2月26日~3月26日
■調査対象:『エン転職』( https://employment.en-japan.com/ )利用者
■有効回答数:12,721名

 


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(著者プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
https://kaika-bp.jp/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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