時代変化の谷間に起きたアナログ機ブームを今一度考える。

2018.10.10 / 連載

設定付パチンコが導入されてから早くも2カ月を迎えようとしている。今年2月に施行された遊技機規則改正により、パチンコは環境的にもスペック的にも大きな変革の時を迎えたのだ。

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設定付パチンコが導入されてから早くも2カ月を迎えようとしている。今年2月に施行された遊技機規則改正により、パチンコは環境的にもスペック的にも大きな変革の時を迎えたのだ。

今回の規則改正よりも前から自主規制続きであったパチンコ業界。2015年末にMAX機が撤去され、2016年からは「大当り・確変継続率65%以下」の自主規制により全盛を極めていたデジパチの勢力図は大きくその形を変えることとなった。

Daiichiの「天下一閃」は一発勝負で大量出玉を獲得できることで多くのユーザーを惹きつけた。「天下一閃」の魅力は出玉性能だけではない。回転役物は、玉を何度も弾くスピード感と出玉への期待感を両立し、パチンコ本来の楽しみとも言える「球の動き」でアナログ系機種ファンからの人気を勝ち得た。

「天下一閃」の登場は、スペック面でも遊技性の面でも、アナログ系の機種の地位を確立させた。

その後、マルホンの「天龍∞」、A-gonの「RAIZINMAN」、Daiichiの「ダイナマイトキングin沖縄」と続いたことで、確実にアナログ系機種の市場シェアが広がっていった。「確変ループ」「ST」「継続率」一辺倒となっていた業界に「アナログ」という楽しみ・ジャンルを再認識させたと言える。現に、「継続率65%規制」がなされた2016年当時と比べて、アナログ系機種の台数シェアは10倍以上になっているというデータもある。

「P沼」3段目に託されたアナログ人気の運命

特にその中でも「天龍∞」「RAIZINMAN」は業界外からも多くの興味が注がれることとなった。この2機種に共通するのは「3段クルーン」だ。人気漫画「賭博破戒録カイジ」に登場する、「沼」と同じ。「カイジ」で表現された「3段クルーン」の持つ悪魔的魅力は、上記2機種の人気の土台になったと言えなくもない。その点、高尾から出る「P沼」は、ガチ抽選クルーンと演出クルーンを搭載しており、その集大成としての可能性を詰め込んでいる。

釘の森

通常のパチンコ機と比べて多くの本数の釘が配された盤面。役物入賞を絶妙に阻む羽根。圧倒的にそびえる3段クルーン。3段目では「当り穴入賞を防ぐ風」や「玉詰まり」の演出が発生して大当りの当否を告知するようになっている。この3段目こそが演出用のクルーンである。
ガチと演出のハイブリッドで他のアナログ機より一歩秀でた「P沼」だが、もう一つ先進的な点を持つ。役物搭載機でありながら設定を搭載していること。2段目のガチ抽選クルーンの当り穴を通過した際に、設定に応じた確率でデジタル抽選がされ、その結果を3段目で告知するという仕組み。

設定 低確率 高確率
設定C 1/15.9 1/12.7
設定B 1/13.5 1/10.8
設定A 1/9.9 1/7.9

当編集部がユーザーにアンケートを取ったところ「最高設定のパチンコであれば打ちたい」という人は72.7%であった。パチンコにも設定推測や攻略の楽しさが生まれ、それに興味を示すユーザーが増えてきた。「P沼」であればアナログな楽しさに加えて、設定攻略に期待するユーザー層をも取り込むことが可能かもしれない。

鉄の番人

カイジの世界観を完全再現するには、ただの3段クルーンではダメ。演出する必要がある。ただし、すべて演出では興ざめでしかない。そこにたどり着くまでの1段目と2段目を通過しなければならないガチ感との融合。さらにアナログ機でありながらの設定搭載。これこそが新しいアナログ機の始まりなのかもしれない。

沼イメージb改

©福本伸行/講談社・VAP・マッドハウス・NTV・D.N.ドリームパートナーズ ©福本伸行/講談社・VAP・NTV

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