日工組が日遊協に「ECO遊技機」の同意求める

2014.04.30 / ホール

3月20日、日本遊技関連事業協会(庄司孝輝会長/日遊協)理事会に、日工組の金沢全求理事長が訪れ、開発中のECO遊技機に関する現状説明が行われた。

日遊協の広報誌4月号によると、金沢理事長は他団体へも説明へ回る中で「ECO遊技機自体についてはいい感触を得たと持っているが、システムについては費用などでまだ納得されていない意見が多い」と報告。その上で、日遊協に対してECO遊技機への同意を含めた理解を求めた。

これを受け日遊協の庄司孝輝会長は「選択の1つとしていいことだと判断している。全日遊連などとさらに協議し、問題点を明確化して詰める形で強力していきたい」と応えたと伝えた。

ECO遊技機の構想については、議論と検討がはじまってから1年以上が経過。この間、遊技機や通信の仕組みに関する質疑が日工組などとホール団体の間で重ねられている。庄司会長のように、ECO遊技機が登場することは「選択肢の1つ」として否定する意見は少ない。あるホール関係者は「ゲーム性などの付加価値がなければ普及はしないので、そこはメーカー努力になるだろう。ECO遊技機の実現には現行の遊技機規則の改正が必要になるため、いつまでも業界内で議論していても、可能性の芽は出ないまま。ならば業界全体として実現を後押しする一方で、細部の協議は続けていけばよいと思う。ただ、それでもこれまでの質疑の中で要領を得ない点もあるので、このクリアが求められる状況になっています」と話す。

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