将棋女流名人戦が岡田美術館で開催/ユニバーサル

2016.01.19

1月17日、株式会社ユニバーサルエンターテイメントが特別協賛する「第42期岡田美術館杯 女流名人戦(将棋)」(主催・報知新聞社、(公社)日本将棋連盟)が、神奈川県足柄下郡箱根町の岡田美術館で行われた。

本タイトル戦は、将棋女流タイトル戦の中でもっとも歴史が古く1974年に創設された。1993年からアルゼ(現ユニバーサルエンターテイメント)が特別協賛となり、2015年からは岡田美術館の名前が冠されるようになった。予選を勝ち抜いた女流棋士たちによるリーグ戦を行い、リーグ戦最上位が現女流名人と五番勝負を行い、三勝した方が新しい女流名人となる。

今回はリーグ戦最上位の清水市代(女流六段)と里見香奈(女流名人)による第一局(立会:先崎学九段、聞き手:室谷由紀女流二段、記録係:高浜愛子女流3級)が、小涌谷の岡田美術館内にある、和風カフェ「開花亭」で行われた。趣のある和風庭園をのぞむスペースではじまった対局は、午前9時より、里見香奈名人の先手、清水市代六段の後手でスタートした。

途中昼休憩をはさみ、17時4分に138手目で後手清水市代六段が2七香成と指して、里見女流名人が投了。清水六段が先勝した。対局途中からは一般ファンを招いた「大盤解説会」で、豊川孝弘七段による解説が岡田美術館5階ホールで行われた。第二局は1月24日、里見女流名人の出身地である島根県出雲市の出雲文化伝承舘で行われる。

写真1は対局中の模様。(写真左)里見香奈女流名人、(写真右)清水市代女流六段
写真2は初の美術館タイトル戦の舞台となった岡田美術館
写真3は対局が行われた美術館内の施設「開花亭」
写真4は対局途中からはじまった大盤解説会。(写真左)室谷由紀女流二段(聞き手)、(写真右)豊川孝弘七段(解説者)

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