女性を活躍推進させる4つのプランを表明／ダイナム

3月28日、ダイナムは厚生労働省の女性活躍推進プランであるポジティブ・アクションに基づき、「職場環境の改善」「女性の採用拡大」「女性の継続就業支援」「女性管理職の増加」の4つを実現することを宣言するプレスリリースを発行した。

ポジティブ・アクションとは、性別による男女の役割分担意識や過去の経緯から、「営業職に女性はほとんどいない」「課長以上の管理職は男性が大半を占めている」などの差が男女労働者の間に生じている場合、「その差を解消しようと、個々の企業が行う自主的かつ積極的な取り組み」を指す。

同社は、2013 年に女性の人材開発部長を中心とした女性活躍推進チームを設立。女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画として、1正社員採用に占める女性社員の割合を40％以上にする、2.すでに導入している両立支援制度（※編集部注／仕事と家庭を両立するにあたって、産休・育休を始めとするさまざまな制度）を、男女がともに取得しやすい環境を整備する、3.女性社員を対象として管理職育成を目的とした研修を実施する、ことを目標に掲げている。

今回の宣言内容について具体的に、以下の4項目を実施するとしている。
・「女性の活躍推進チーム設立」……女性の活躍を推進するため、人事部門等の中に専門部署や担当者を設けて対応
・「採用」……女性の応募を積極的に促す募集方法の実施
・「定着」……社内ネットワーク形成のための女性社員交流会を実施 ・メンター制度など先輩社員やメンター等に相談できる制度の導入・自己申告制度、社内公募制度等により、仕事や勤務地などの希望を聞く仕組みの整備
・「育成」……次代の女性管理職の発掘・育成に向けた女性管理職養成研修（ダイナムなでしこプロジェクト）の実施

同社では今回の件について「企業の社会的存在意義を重視するダイナムとして多様性を尊重し、追求していくことは、必ず果たさなければならないことです。多様性を高めるためには、女性の活躍の場を継続的に拡げていかなければなりません。会社の仕組みや従業員の働き方を変革し、女性の活躍の場を拡げていきます」とメッセージを発信している。

写真は、年に3〜4回、数十名の女性社員を対象に行われる女性管理職養成研修（ダイナムなでしこプロジェクト）の様子