大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「SパチスロTIGER&BUNNY」
2019.08.12 / 連載LINE@限定でSH@CK氏オススメ機種の分析データを配信中。予告ナシ!再配信ナシ!今のうちにPiDEA LINE@に登録を!
【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
今週は9月2日導入開始予定「SパチスロTIGER&BUNNY」(山佐)全国5,000台
「Re:ゼロ」を皮切りに「マクロスΔ」「あの花」「オバロ」と矢継ぎ早に新規コンテンツが業界参入を果たしており、「ガンダム」で知られるサンライズのオリジナル作品となる本機「TIGER&BUNNY」も遂に業界入りとなる!
以前にも記述した通りにアニメコンテンツと言ってもターゲット層は多岐に渡っており、本機に至っては女性向けのコンテンツとなっている。過去に「薄桜鬼」「弱虫ペダル」「コードギアス」「戦国BASARA」「スタードライバー」「デビルサバイバー」「ペルソナ」などの女性向けコンテンツが業界入りをしている訳だが、高実績を残した機種はコンテンツよりもスペック性能により業界の大半を占める男性ユーザーに支持を集めた機種ばかりとなっている。本機も特徴のあるスペックとなっているので高実績へ繋がる事を期待したい!
そんな本機のスペックは純増変動ST型AT機となっており、ベースは約50G/50枚となっている。基本的な情報は以下となる。
《基本フロー》※②(%)は③当選契機比率
①通常時 | ②レア役直撃(20%) |
③ボーナス |
④ST型AT |
⇔ |
⑤ボーナス |
②CZ突破(70%) | |||||
②天井到達(10%) |
《基本スペック》※ボーナス確率は通常時
設定 |
ボーナス確率 | ST型AT初当り確率 | 出率 |
設定1 | 1/229.8 | 1/684.7 | 97.9% |
設定2 | 1/220.1 | 1/621.0 | 99.2% |
設定3 | 1/203.7 | 1/502.5 | 101.1% |
設定4 | 1/189.7 | 1/448.4 | 103.5% |
設定5 | 1/170.3 | 1/368.7 | 106.5% |
設定6 | 1/157.7 | 1/331.5 | 110.2% |
通常時からボーナスへのメインフローとなるCZは「バイオ5」のようにCZ当選までは抽選状態がダウンする事が無く、さらにはゾロ目ゲーム数により高確率で状態アップ抽選も行われる仕様となっている。最大天井は666Gとなり、到達時にはBBとなるようだ!
そして、本機一番の特徴的な点としてATの純増枚数が変動する点となり、ボーナスは一律4.0枚/GであるがST型ATは30G+αの1.0枚or2.0枚or4.0枚の3段階となっている。このST型ATの3段階純増枚数はLvで分けられており、STスルーした際にLvがダウンし、Lv1(純増1枚)でスルーした場合にのみAT終了となる「トータルイクリプス」同様の方式となっている!
ST継続率(40%~90%)となるボーナス確率(1/58~1/13)はST突入時にアップ抽選CZで初期確率を決定し、Lvダウン時には再度アップ抽選CZから開始される。
『ボーナス確率』も『ST Lv』もST突破後のボーナス中にアップ抽選をしており、加速型ATともなっているのだ!STには特殊モードも搭載されており、ST突破時には必ずBBとなる『BBモード』やST30Gスルーでも終了しない『無敵モード』などが存在する!
演出においては、原作アニメーションの世界観となる近未来的でアメコミ感の強い演出となっている。スペック特徴となるST型ATのボーナス告知は多彩となり、出玉スランプの軸となる疑似ボーナスは告知後にオートで揃う仕様となっている。
本機「SパチスロTIGER&BUNNY」の訴求ポイントは『ブランド&スペック』となり、原作のターゲティングが女性となるだけに効果は期待薄となる。
さらには、スペックが複雑な作りとなっている事からハードルも高く、コンテンツ訴求での効果は期待出来るものでは無いだろう。逆に本機に関しては、開発メーカーである山佐のシリーズで言えば「スタードライバー」「ゼーガペイン」「ウィッチマスター」「セイクリッドセブン」などバトル系はどれも一定の実績を残している。その点で山佐機種の過去シリーズ訴求には一定の効果が見込めるだろう!そして、シリーズ訴求に合わせて、特徴的なスペック訴求が幅広い層への訴求へと繋がるだろう!
《シリーズ機スペック特徴》
スタードライバー |
MBへ集約したゲーム性の為、叩き所が明確 |
ゼーガペイン |
CZによる報酬加算型に加え、AT仕様が状態別抽選 |
ウィッチマスター |
加速型ARTの永久機関搭載 |
セイクリッドセブン |
継続率加算型ループART |
先週から市場リリースされた「あの花」や本機などのように『AT純増変動型』が多くなる傾向にあり、〝減算区間〟インターバルを挟まれるよりは支持されている状況にある。ただし、当然ながらストレートATのニーズが一番高く、純増枚数の高さがステイタスとなっているのも事実である。
本機「タイバニ」の販売はまだ適正なものであったが、最近では変動型であるのにピーク純増枚数を機種の性能としてセールスを掛けるメーカーも存在する。そのようなことはホールに対してもユーザーに対しても良い事では無いとメーカーは認識して欲しい。ストレートATも解釈次第で一定区間の表現を大々的に行ったりと〝悪意のある言葉遊び〟が過ぎる傾向にあると感じる……。
中には開発の意図が営業側へ伝わらず、〝騙し売り〟のようなケースも多くなっている事もあり、メーカー販売は今一度、遊技機販売について「売るまで」では無く〝市場導入後〟までの事を考え、メーカー開発は「ホールだけ」では無く〝ユーザーまで〟を見て取り組む事を切に願っている。
マッツ5年以上
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密かに楽しみにしています
あつ5年以上
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リゼロはいい台
はち5年以上
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なるほど