大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「PFマクロスΔ」

2019.07.08 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は8月5日導入開始予定「PFマクロスΔ」(三共)全国15,000台

『マクロスシリーズ』最新作となる「マクロスΔ(デルタ)」がリリース開始!原作シリーズは「マクロスF(フロンティア)」より若年層をターゲットに制作され始め、我々の業界では「F」を題材にした機種が非常に多くリリースされたことで知名度が飛躍的に上がったコンテンツと言える。
今年の3月にも「CRマクロスF3」がリリースされており、スペック違いも先月6月にリリースされて記憶に新しい頃合いかと思う。しかし、本機「Δ」はシリーズの中でも特に若年層を強く意識した作品となっており、2016年に放送された後にも劇場版やリアルライブなど未だに人気を博しているコンテンツとなる!そして、本機は三共の伝家の宝刀ともいえるライトミドルスペックとなり、さらには新システムを搭載しており、コンテンツもスペックも鮮度の高い機種となっている!

そんな本機は設定付(3段階)と設定非搭載の2スペックリリースとなり、注意が必要なのは設定非搭載機=【設定付の設定①】と全く同じ点だ!
そこで今回は設定付タイプの説明をしようと思う。

スペックは同社機「シンフォギア」同様に1種2種ライトミドルタイプとなっており、初当り確率は①1/199.8、④1/178.1、⑥1/169.8となっている。RUSH中抽選の特図2は「約1/6.1」となり、RUSH時の時短回数は5回+残保留4回の9回。RUSH継続率は1種当り確率の設定差により若干異なるが、約80%の継続率となっているのだ!
そして、RUSH突入に関わるラウンド&時短の振分は特図1「9R(1,080個)+RUSH:20%、4R(480個)+特図1時短99回:80%」となっており、特図2は「10R(1,200個):50%・8R(960個):2%・6R(840個):3%・5R(600個):45%」+RUSH100%突入となっているのだ!振分から分かるように本機は特図1の20%からRUSHへ突入させる事が一番の近道となっているのだが、時短引き戻しできたとしても特図1ループがメインなだけに、流石にこのルートだけでは高難易度の突破型に映ってしまうだろう。そこは本機の新システムとなる『ルンピカチャッカー抽選』がゲーム性に大きく変化を加えているのだ!
この『ルンピカチャッカー抽選』は時短中に開放抽選をしていて、当選時には特図2チャッカーが開き特図2抽選が受ける事が可能となる。そこで特図2の約1/6大当りを引けばもちろんRUSH突入となるのだ!

このシステムで時短中に特図1と特図2抽選を受ける事により、RUSH突入率が特図1振分以外にも期待出来るスペックとなっている!そして、『ルンピカチャッカー抽選』には高確率と低確率が存在し、時短振分80%のうち「高確率10%、低確率70%」となっている。『ルンピカチャッカー抽選』は特図1で行っている訳では無く、右打ち時通過するスルーにて「特図1 or ルンピカチャッカー開放」を抽選しており、時短99回中に約270回程度の『ルンピカチャッカー抽選』を受ける事が可能となる。そして状態による確率は「高確率約1/40・低確率約1/260」となり、高確率時には特図2の抽選を複数回受ける事も可能となりRUSH期待度が跳ね上がる仕様となっているのだ!

演出において、シリーズ最新作であり、コンテンツのメイン要素となる5人のヒロインが活躍する演出がメインだ。「F」での激熱演出であった『歌姫降臨』に代わる演出も搭載されており、シリーズ機を踏襲した作りはファンも馴染みやすい作りとなっている!
そして、新システムを採用したスペックを彩る演出も多彩で、「シンフォギア」よりも特図2の確率が高い仕様から最終回転(残保留込み)の期待度も上がっているのだ!

本機「PFマクロスΔ」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』となるだろう!
コンテンツは冒頭で記したように鮮度が高めとなり、『マクロスシリーズ最新作』で幅広い層への訴求が良いだろう。
そしてスペック訴求については、複雑な中身の説明は遊技を敬遠される可能性もあるので、時短中のRUSH直撃となる『ルンピカチャッカー』と、その期待値&恩恵『約1/6で大当り&RUSH突入』に合わせ、『RUSH性能』の訴求がポイントとなるだろう。

お盆直前の機種として、スロット新機種が乏しい状況では回遊が期待できるので相乗効果に期待したい!そして設定付に苦手意識を持たれているユーザーに対して、設定非搭載機の性能が設定搭付の設定①と同じである事が後押しとなるだろう!
設定付パチンコの普及は業界マターとはいえ、作り手側となるメーカーに寄る所が大きく、本機のような差の付け方は非常に良いだろう。
設定付パチンコの普及が困難となっている理由として、従来の設定非搭載機は型式試験において出率100%を越える程度の仕様にて通している事が多いのに対して、現在の設定付は低設定になると100%を大きく下回る性能が少なくない状況にある。そうなってしまうとベースやスタート値などが分からない以上は100%を越える性能を有している機種の方がよく見えるのは仕方ない事なのだろう。

新規則機へと完全に入れ替わった際には自然に設定付になるように、設定付きパチンコをめげずにリリースする事に合わせて、本機の『設定付&設定非搭載の同時リリース』の様な試みにて、普及させる努力に期待したい!

PFマクロスΔ, SH@CK, 大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
拝 二刀4年以上

S共さん、最近はショールームで自由に試打することが難しくなりまして。やはりデータも大事ですが、実際にデモ機でも一通り打たないとわからないものです。

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上野ハム太郎4年以上

設定付パチンコの試金石となってほしい。いい加減、◯依存はもうやめないと現場も大変だし、詳しくは書けないが一部では話題になっているようなリスクもある。

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