大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「S Re:ゼロ」

2019.02.10 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は3月3日導入開始予定「S Re:ゼロから始める異世界生活」(大都)全国15,000台予定(4月下旬迄分納)

2018年度のスロット新台において、メインAタイプ機種を除き初動・台数・貢献週にてNo.1とも謳われ、6号機の可能性を市場へ知らしめた「HEY!鏡」をリリースした大都から6号機第二弾となる最新機種がリリース開始!鮮度高めの初物コンテンツというだけでも若年層の反応に大きく期待出来る事に加え、「HEY!鏡」の『AT純増5.0枚/1G』を遥かに凌駕する『AT純増8.0枚/1G』と6号機の規格を最大限に活かした性能となっているのだ!
他にも6号機の規格としては様々な挑戦をしたスペックとなり、本年度に大多数の撤去が余儀なくされる現スロット市場を牽引している高射幸性機の代わりを担う可能性に期待したい!

そんな本機のスペックは純増8.0枚/Gのゲーム数上乗せAT機となり、6号機の内規である2,400枚上限には300Gで到達してしまう超性能RUSH機種となっている!
本機の一番の特徴ともいえるAT超純増だが、規格上『高純増=高ベース』となっていたのは『押し順AT』が原因であった。本機のATシステムは4号機「爆釣」のように、メイン役を『6択×2色(本機は1ST)』の12択にする事により通常時のベースを抑える事が可能となり、本機のベースは他AT機と遜色無い『51.5G/50枚』となっているのだ!出率においても、あくまでメーカー発表値ではあるが『設定①97.4%~⑥113.3%』で、規格最大値となる115%に近く、現行6号機で最高出率となっている!

通常フローは「S聖闘士星矢SP」に近いものとなり、通常時はRUSH突入を掛けたCZ『白鯨攻略戦』の期待度を重ねる。このCZも「星矢」の『ジェネラルバトル』同様に勝利期待度を3戦勝ち抜くものとなる。CZ当選は基本的にゲーム数での当選となり、当選までの間は小役入賞等で『Re:ゼロぽいんと』を蓄積させる事によりCZの勝利期待度向上や継続ストックやRUSH直撃の抽選を行うものとなる。
複数ある内部モードにより、CZ天井ゲーム数(150G・777G)やCZ期待度等が変化する仕様となるが、有利区間の都合で『不屈』『穢れ』のような中長期的に期待度を積み重ねる事が不可能であるだけに通常状態が非常に長い仕様ともなっている。ただし、RUSH突入時には平均上乗せゲーム数約100G(設定①)の特化ゾーンからスタートし、RUSH獲得枚数の期待値は1300枚(設定①)と非常に高い仕様なのだ!

演出においては、原作を忠実に再現しているというよりはスロットとして活用しているというのが正しい作りとなっている。仕様としては「化物語」に非常に近く、原作の世界観が非常に伝わり難い作りとなっているのは賛否あるだろう。通常時はゲーム数当選がメインとなる事から、基本的にはポイント集めの演出がメインとなっている。RUSHは超純増有利区間制限有の仕様から上乗せ頻度は少な目となり、メイン役による上乗せ抽選のポイント集めがメインとなっている。「化物語」のように内部状態により、上乗せ抽選の期待値が可視化されるものとなる。

本機「S Re:ゼロから始める異世界生活」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』を共に推すべきだろう。若年層がターゲットのコンテンツとして非常に強い事から、コンテンツの訴求は効果があるだろう!仕様として通常時(CZ含む)の滞在ゲーム数が約90%となるだけに多台数導入の場合にはツレ打ちなどを促進させる為に「クレア女神」にも劣らない“カスタム要素”の訴求も効果があるだろう。そして、スペック訴求は『純増8枚&RUSH期待値1,000枚OVER&ゲーム数上乗せAT』はコンテンツのターゲットとは異なり、「まどマギ」「化物語」のような幅広いユーザー層の支持を得られるように間口を広く構えるべきだろう!レイアウトも同系コンテンツに寄せ過ぎない事で今後活きてくる可能性があるだろう!

「星矢(5.5号機)」とは異なり、有利区間の制限があるだけに明確な止め時がある事で、出玉が残り難い事と客滞への不安は大きい仕様となる。が、版元兼ね合いにて初期出荷台数は増産含めて15,000台、「星矢(5.5号機)」とほぼ同台数だ。飽和し難い台数だけにニーズの維持がしやすい期間にマーケットを構築していく事が運用のポイントとなるだろう!

本機においては『鮮度高めの初物コンテンツ』『12択(2色目押し)』『超純増』『ゲーム数上乗せ』と非常に6号機の幅を広げる可能性を帯びたものとなる。本機が『目押しAT』の認知度を広げる事で4月上旬リリース予定の「S獣王」にとっては非常に助け船となる事だろう!大都の開発には4号機時代から驚かされる事ばかりだが、コンテンツの活用に不慣れなイメージを本機で払拭し、今度は本機原作の世界観を活かしやすいパチンコ開発にも期待したい!

各所でGW前後からの自粛の噂も目立ってきており、3月・4月の導入機種には状況によっては中期的に稼働の牽引を任せる必要がある事から、市場ニーズが高まる事を大いに期待したい!!

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