大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「P緋弾のアリアⅢ」

2019.04.28 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は5月20日導入開始予定「P緋弾のアリアⅢ」(藤商事)全国12,000台

藤商事が有するキラーコンテンツの一つで、過去作は全てのスペックにおいて高貢献度の実績を残しているし、スピンオフ作品「緋弾のアリアAA」が未だに稼働中の店舗が多く存在する!今作の注目すべき点はスペックとなっており、メインコンテンツで過去シリーズと大きく異なるスペック帯の販売は同社でももちろんの事、他社でも大きく異なる仕様というのは開発される事が稀である。特徴のあるスペックの運用には理解が必要となるだろう!

そんな本機のスペックは1種2種『時間管理型』ハイミドルタイプで、「DD北斗ジャギ」に次ぐ設定搭載のハイミドルとなっている。設定は2段階で、「低確率:①1/319、⑥1/254」「機械出率:①約97.6%、⑥約108.4%」。大当り出玉は「ALL4R(V入賞除く340個)」となり、RUSHは「突入率:約64.2%・継続率:約63%」。ここまでのスペック内容だけでは非常に出玉イメージが湧かない仕様だが、RUSHの仕様が以下のように非常に特徴的だ。

  1. ①RUSH突入時に『1分58秒~8分8秒』までのタイマー抽選
  2. ②タイマーが切れるまでの間は約1/1.6(33秒/回)で大当り抽選
  3. ③大当り当選時はタイマーが停止
  4. ④大当り(4R)を消化
  5. ⑤大当り終了後はタイマー再始動(以後②から繰り返し)
  6. ⑥タイマーが0になった後の図柄停止後に継続抽選
  7. ⑦残保留1回で約1/1.6(約63%)当選で再度タイマー抽選(①へ戻る)

若干仕様は異なるが、「牙狼桃源」「忍魂」「マジェスティックプリンス」など時間管理の類型機種もある。本機も他類型機種同様に展開次第では一気に出玉を獲得する事が可能となっており、一度のタイマーで5,000個(8分8秒選択×1/1.6を全て当選)を超える事もあり得る!タイマー抽選は7段階、平均4分(期待値約2,400個)、「MIN1分58秒:43%」「MAX8分8秒:35%」とMAXタイマーの獲得も現実的な振分となっているのだ!

演出面において、通常時はシリーズを踏襲した演出となっているものの、スペック仕様が大きく異なる為にRUSH中の演出は大きく変化した。RUSH中は5人のキャラ選択で演出が異なり、「タイマー上乗せ」「タイマー非表示」「タイマー停止」など『タイマー=出玉期待値』となるスペックを活かした演出となっているのだ!RUSHの継続をかけたバトルでは初登場の原作人気キャラとのバトルとなど、コンテンツファンにも新鮮味のあるものとなっている。

非常に複雑な仕様で、平均4分に対しての期待出玉が2,400個となる為、『2,400個(RUSH1回平均期待値)×約63%(継続率)』の機種という認識が分かりやすいかもしれない。

本機「P緋弾のアリアⅢ」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』となるだろう!コンテンツだけでも幅広い層のニーズがあり、スペックが複雑だけにあまり若年層に集中するような訴求は避けたいのが本音ではあるのだが、スペックを知らない事による弊害が発生する仕様なので最低限のスペック説明は同時に行うべきだろう!
特徴的なRUSH仕様で振れ幅が大きな機種だけに最低出玉『時短ナシ340個のみ』と荒い一面もあるので、『①RUSH仕様』訴求と『②1種2種特有の残保留仕様』の注意に合わせ、『③タイマー管理による離席タイミング(大当りはスルー通過からラウンド開始?)』はユーザーへ理解させておくべきだろう。詳細は以下の通り。

  1. ①RUSH1回MAX5,000個の可能性とMAXタイマー振分3回に1回以上(約35%)
  2. ②タイマー発動中と継続バトル以降前の保留切れ注意
  3. ③詳細はメーカーに確認

②に関しては、残保留を溜めた状態ならば図柄停止までの33秒は打ち出しの必要が無く、選択キャラの演出によっては状態の分かりやすさも若干異なる。

6月は大阪地域の自粛に伴い、各メーカーの機種販売も控えめになっており、本機販売時期の機種には7月までの貢献を強く期待したい!
そして先日の業界団体による動きにより、昨年の規則改正後より1年余りに渡りメーカーの頭を悩ましてきた型式試験と現行機との大きな差がある内規に大きな変化が起こる可能性が出てきている!詳細は進展し次第、記述していきたいと思う!

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